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舞台版AGASA【感想】

先日まで放送されていたドラマ版のAGASAが面白かったので、舞台版も配信を購入して見てみました。


●出演者

狩野英孝
小宮浩信(三四郎)
酒井健太(アルコ&ピース)
サーヤ(ラランド)
森田哲矢(さらば青春の光)

【案内人】
松丸亮吾
平子祐希(アルコ&ピース)

配信を見る前に、(邪道ではありますが)キャスト的に犯人を予想した場合、森田さんか、サーヤさんかなと思いました。

台本がなく、アドリブで進行しなければいけないので、犯人だとバレずに人を騙せる演技力と頭の回転の早さという点において。

狩野さんだとすぐバレそうだし笑

●ダイイングメッセージ

物語序盤に発見されたダイイングメッセージ。
舞台上からは【サ】に見えるので「サーヤ」「サカイ」が怪しいが、被害者側から見たら【キ】に見えるというもの。

私はこの時【キ】ではなく【も】と書こうとして途中で力尽きたのでは?と推理したので、「もりた」さんをずっと疑いながら視聴。

犯人をネタバレしないために具体的には書きませんが、「も」と書こうとしていたのではありませんでした。

そして、それ以降の重要なヒントは全部見逃していました、、、

●ドラマ版と舞台版の違い

ドラマ版の出演者は自分の最初の設定以外、全く何が行われるかわからない状態(殺人事件が起こることすら知らない)で収録に挑んだと言っていましたのでドッキリに近いのかなと。

そして、どこまで映像に編集が入っているのかが不明で、演出上で都合の悪い部分はカットされている可能性があります。

一方、舞台版のキャストは大々的に報道もされましたし、ドラマ版を見ることも出来たし、こういう企画があって自分は殺人事件の推理をすることはわかった状態で挑んでいます。

●ドラマ版と舞台版どっちが面白かったか

どちらも面白かったのですが、
考察ものとして見るなら、ドラマ版。
バラエティーとして見るなら、舞台版。

舞台版は、時間制限もあるためか、案内人の松丸さんが、結末に向かって適度に誘導し、最終的な探偵役も松丸さんです。

ドラマ版は本編に松丸さんは出てきませんし、進行上の理由で平子さんは登場しますが、謎解き部分はほぼキャストに委ねており、平子さんは誘導もしていません。(ここはカットされていた可能性がありますが)

重要なヒントにキャストの方(主に野田さん)が、自ら気づいて謎を解いていくのにゾクゾクしましたし、見応えがありました。


舞台版はノーカット一発本番のため、想定外のことが起こったり、スタッフのミスもあったり、伏線なのか伏線じゃないのか(小宮さん的に言うと「AGASA内」と「AGASA外」)が入り混じり、推理を混乱させます。

舞台も広く、目の前のお客さんを楽しませたいというサービス精神も働くので、推理に集中できず、結果ほとんど松丸さんが誘導していた気もしますが、でもそこがカオス的な面白さになっていました。

●制作陣に伝えたいこと

こちらの制作秘話対談のnoteも購入し、どっぷりハマらせていただきました。

ドラマ版も舞台版も、次回作楽しみにしております!

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