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『マンガ家のためのプロット講座』2期を受けました!

こんにちは、ルネッサです!

今日は三宅隆太先生が行う『マンガ家のためのプロット講座』を半年ぐらい受けたので、それについて語りたいと思います。

正直、人に教えたくない〜〜〜〜〜!!!!!!
この講座受けて、みんな話作りうまくなられたら嫌だもん!!!!
それぐらいまじで良かった!!!!
実は少し前に、マンガ原作講座に通っている話を書いたんですが、そっちは通学だから、仲間が増えると嬉しいんです。
でもWEB講座は……WEB講座は……ただライバルが増えるだけ!!!!
でもこんな良いものを受けておきながらレポ書かないのは申し訳ない……!
ってことで、何が起きたかを説明していきます!


1.どんな感じの講座?

基本的に、三宅先生がzoomでお話されているのを聞くというスタイルです。
資料も用意されています。
大学のWEB授業みたいなイメージです。大学行ったことないけど、多分こうだと思います。
前期、後期が10回ずつと特別講座が3回あり、全23回の講座でした。
内容は各回ごとに決まっております。例として一部のカリキュラムを抜粋します。

1. 企画の立案方法1
2. 企画の立案方法2
3. クライマックスの研究
4. トップシーンの研究…


マンガ家のためのプロット講座(第2期)【後期】カリキュラムより引用

毎週土曜日の14:00〜16:30でzoomで行い、その後2週間はアーカイブ視聴が可能です。
でもね……、三宅先生の講座2時間半で終わった試しがない!!!!
毎回時間オーバーして、3時間とか余裕で超えます。
それにプラスして、5回に1回Q&A回というものがあり、生徒からの質問に答えてくれるというコーナーがあります。
そこでは授業とは別で5時間ぐらいかけて先生が回答してくれます。(どんだけ丁寧なんだ・・・)
つまり、見るだけで8時間ぐらいあります。
昼の2時から始めたはずの先生が「てっぺん超えそうですね〜」って笑ってるのが強すぎて……!!!!
宿題も出ます。(映画を観たり、ワークブックをやったり)気合を入れて臨まないとあっという間にアーカイブ視聴期間を限界突破してしまいます。

2.どんな内容?

カリキュラムを見て勘のいい人なら気づくかもしれません。この講座は「物語づくり」のためのものです。
漫画の話は全くしません!
そもそも講師である三宅先生は漫画家ではなく脚本家・映画監督です。
なので話の例題に上がる作品はすべて映画作品ですし、
漫画のテクニックの話は一切ありません。
おいおい、大丈夫かよ〜?と心配になったアナタ。
大丈夫です!!!!!
この講座のコンセプトは「物語づくりに悩む人を救いたい」です。
物語を構造的に理解して、味方につけることが目的です。
映画でも小説でも漫画でも全てに通じると思いました。

講座ではとにかく物語を分解します。そして研究し、組み立てます。
分解することで、実はラブコメとホラーの作品が同じ構造だということが分かったり、物語の骨組みを理解することで脱線しづらくなったりします。
そしてなにより、先生は悩める生徒の味方であることが心強いです。

私はかなり感覚で小説を書いている人間で、漫画原作をするに当たっていきなり壁にぶち当たりました。
物語を俯瞰で見るということが出来なかったのです。連載を目指す上でこれは致命的でした。
正直、私はこれを恥ずかしいと思っていますし、他の人は当たり前に出来ていることだと思っていました。
こんな状態の私にもわかるように、色んな角度から物語の作り方を教わりました。講座の中で、編集さんからプロットを戻された時の『暗闇の中に取り残されたよう』という表現があり、それはまさに私で、分かってくれる人がいたのかと泣きそうになりました。
そして、その暗闇からどう脱出するのか具体的に教わりました。(ちゃんと理解してるかは怪しいけれど……笑)
物語づくりに悩んでいる人……、本当に力になってくれますよ!

3.どんな人が受けてる?

これはWEB講座なので、他の生徒さんとの交流はありません。特に私はアーカイブ勢なので……。
タイトルがマンガ家ということもあり、マンガ家さんが大半ではないかな?という印象です。
でも、他に脚本家志望の方や編集さんも受けているようです。
私としては、小説書きの方も含め、物語づくりに携わっている人すべてにお勧めの講座です。

4.どう変わった?(ルネッサの場合)

正直、私は授業についていくのがやっとでした!!
とりあえず宿題の映画を観て、メモ取りながら授業を見て、復習する暇なくまた次の授業……!って感じでした。
内容もけっこう難しかったです。神話の話とかもあって、そのへんは多分半分も理解できてません。
こんな私ですが、受けてみて映画を見る時、なんとなく一歩下がって見れるようになった気がします。
自分が物語を作る時も同じです。今まで、果実からいきなり作っていたんですが、ちゃんと木の根っこから作ろうとかそういう感じに変わりました。
それって物語の感覚を失うんじゃないの?って疑問に思う人いるかも知れませんが、私の場合は逆です。
感覚がひとつ増えた気がします。聴覚視覚とかに加えて、分析って力が増えました。

ゴジラ-1を観たのですが、その時に初めて、講座でやっていた構成に気づいて、「こ、これかぁぁぁぁぁ!!!!!」ってなったのが、めちゃくちゃ嬉しかったです笑

5.今後の予定

私は2期を受けたのですが、今後プロット講座3期も予定しているとのこと。正直、私はもう1回受けたい……!!
決して安い受講料ではないけれど、それに見合う価値はありました。
そしてプロット講座とは別に『エンタメ映画分析講座2』という講座が始まるようです。
申し込みました!!!
いや、なんていうか……、プロット講座で散々教わったんですが、もっと分析させろという血が騒ぐようになりまして……。
毎週映画を分析するという講座、とても楽しみです!


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