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アツアツの殻付きの牡蠣に醤油をひと垂らし サルディーニャ島の赤ワインの潮香

廣島生まれの広島育ち殻付きかき。スーパーのライフで、牡蠣6つほど入って646円。パッケージに入ったまま電子レンジで5分ほど加熱すると、蒸し牡蠣が出来上がる。

殻から身を剝がす動作が加わることで、楽しみがさらに上乗せされる。殻を触りながら触覚からも食欲が刺激され、殻からも乾いた磯の香りが広がる。少し加熱し過ぎてしまったか、身が予想よりも縮んでしまった。バーベキューで残ったものを持ち帰っての調理だったので念のため長めに加熱した。アツアツの身に醤油を垂らしてひと口でほおばる。

合わせたのはサルディーニャ島の赤ワイン。土着品種モニカで造られるもの。造り手のパーラはサルディーニャの地ブドウで数々の魅力的なワインを生み出す。特に白ワインのヴェルメンティーノ品種のものがお気に入りだが、シーフードに赤ワインを合わせるときにもパーラのワインが活躍してくれる。

パーラ, オルトレルーナ, モニカ・ディ・サルデーニャDOC, 13.5%, 2,288円(トスカニーで購入)
Pala, Oltreluna, Monica di Sardegna DOC

レッドの淡めの色調、エッジはほんのり朱色の落ち着いた色合い。
香りにはブラックチェリー、プラムの完熟果実香、黒胡椒のスパイスがはっきりと確かに、そしてほんのりとハーバルなタッチ、ほのかにスミレのフラワリーなフレーバー、ロースト香やカカオ、どこか甲高い果実香とほのかな潮香。
味わいにもやや甲高い果実味、ややはっきりとした突出したともいえる酸味、アルコールボリュームを強く感じる、しっとりとあたり舌が乾く様なタンニンとともに余韻にほろ苦さがゆるゆるとが残る。

殻付き牡蠣にワインを合わせる。焼いて凝縮した牡蠣のミネラルや塩味、そして磯の香りに、醤油の香りが最高のコンビネーション。ワインのやや大らかで酸化的なニュアンスを含む果実味、潮香が絶妙に寄り添う。特に牡蠣から広がる磯の香りやほろ苦さとのシンクロが素晴らしく、牡蠣の風味の余韻が見違えるほど伸びやかに。相性: ★★★★☆

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