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愛媛産真鯛とチリ産ムール貝のアクアパッツァ ミネラルとしっとり感のあるサルディーニャ島ワインに★★★★☆

自宅でアクアパッツァ。具材は愛媛産真鯛とチリ産ムール貝。妻のお手製。ミニトマト、オリーブを一緒にさっと煮て、パセリをパラパラ。
フライパン上では色鮮やかなオレンジ色の身が、どこか藍を含んだ漆黒の貝から覗く。真鯛は大きな切り身を贅沢に。ムール貝のスープにヒタヒタと。

合わせたのはサルディーニャ島の白ワイン。最近、続いているヴェルメンティーノ品種。

モーラ&メモ, ティノ, ヴェルメンティーノ ディ サルデーニャ 2022, 3,267円
Mora & Memo, Tino Vermentino Di Sardegna

はっきりとした色調。
香りにはよく熟れたグレープフルーツ、ピンクグレープフルーツ、やや粗野にハーブ、荒い潮香、時間をおくほど香りに力が加わる。
ミネラリーに舌が乾いていくようなタッチ、充実の熟れて詰まった果実味、中庸ながらメリハリの効いた酸味。やや粗さ残るも輝きのあるワイン。
(90/100)(2月23日)

愛媛産真鯛とチリ産ムール貝のアクアパッツァにワインを合わせる。ムール貝のスープが鯛の上質で繊細な身に絡み甘美な味わい。さらに熱が入り柔らかくなったトマトのほんのりとした酸味、パセリのハーブ香も重なり、極上のフレーバー。

ワインの果実味は粘土質生まれのブドウのようにしっとりと湿ったような、やや重心の低めな果実味を持ち、アクアパッツァには強すぎるかと思いきや、、、
真鯛に箸を入れハラリとし口に運ぶと、その純白で上品な身から広がる海の恵み、王者の風格の落ち着いたほのかな甘み、磯の香りもどこか高貴。ワインは真鯛のフレーバーのベクトルを邪魔せず、ふわっと被さる。鯛の身にシチリア産の塩を振るとミネラルが同調して料理とワインの距離がまた近付く。

ムール貝の風味はリッチで土臭さも控えめ。それでも貝は貝で、特有のほろ苦さにはさすがにワインがぶつかるかなと思いきや、これまたしっかりと寄り添う。ワインの潮香とミネラルに感謝。素晴らしい包容力。相性: ★★★★☆

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