見出し画像

ユナイテッド航空機内はアメリカ産主体のワインセレクション

ユナイテッド航空機内にて。長時間のフライトでシャンパン、白ワイン、赤ワイン2種を。和食を注文し、シーフードはアサリの炊き込みご飯、鯛の煮付け。

白ワインはシャブリとナパ産の2種、ロゼはプロヴァンス、赤ワインはアメリカ固め。カリフォルニア産が2種、オレゴン産が1種。デザートワインとしてポルトガルのポートワイン。やはりアメリカ産主体のセレクション。

離陸後はシャンパンで喉を潤す。

エドシック, モノポール, ブルー・トップ, ブリュット, フランス, シャンパーニュ
Heidsick, Monopole Blue Top Brut, NV, Champagne, France

やや厚みのある色調、細やかな泡が絶え間なくややスピーディに立ち上がる。
焼きリンゴ、りんごのコンポートのリッチな果実香。ブリオッシュやほのかなナッツのニュアンスもあるがなんといっても熟度の高い果実味優位。
リッチな果実味ながらみずみずしさ、ジューシーさが感じられ、酸味も的確に効いていてエレガントなバランス。余韻にはローストした樽のニュアンスが残りほんのりとバニラとビターなタッチのある表情豊かな味わい。
(90/100)(4月2日)

鯛の煮付けの繊細な味わいに寄り添うワインのリッチでいて上品な果実味。相性: ★★★★☆

続いてカリフォルニアのソーヴィニョン・ブラン。ここからはワイン単体で。

Groth, Sauvignon Blanc, Napa Valley, California, USA

ほんの微かにグリーンがかった明るい色調。
パイナップル、パッションフルーツ、ピンクグレープの厚みのあってそれでいて爽やかな柑橘香。ハーブが柑橘を盛り上げる。そして微かな麝香が怪しく訴えかける。
果実味は上品な凝縮感にコントロールされていて重くなくエレガントに抜ける。果実味はリッチだが清々しい酸味が抜ける。そこにほんのりと短期の澱との接触か、旨みや複雑さが微かに残り、ビターでドライなタッチでフィニッシュ。
(90/100)(4月2日)

続いてオレゴンのピノ・ノワール。

Argyle, Pinot Noir, Willamette Valley, Oregon, USA, 2022

完熟した赤色ベリー、シロップ漬けのチェリーの甘い香りにヴェジェタルなタッチが心地よいスパイスに。バラの香りもほんのり。
(89.5/100)(4月2日)

最後はナパ・ヴァレーのカベルネで。

Elizabeth Spencer, Proprietor selected special cuvee, Cabernet Sauvignon, Napa Valley, USA, 2021
力強い色調だがグラス底は見通せる。
ストロベリーチョコレート、バニラビーンズ、ドライローズが爆発的に。なんといっても甘美なフレーバーが豊満に押し寄せる。ボルドーのカベルネのようなシリアスさはほとんどなし。
パワフルだが果実味の凝縮感やタンニンは洗練されていてしっかりと上品路線にまとまったフィニッシュ。余韻にはバニラフレーバーがゆったりと鼻腔に残り非常に長い余韻。
(89.5/100)(4月2日)

デザートのアイスクリーム。


#シーフードにワイン
#ユナイテッド航空
#シャンパン

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?