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たい焼きにランブルスコ!

仕事あがり、特に用事はなかったがふと、秋葉原に。ワインかつまみがあればと探し歩く。賑わう街にはありそうだと先入観をもってしまっていたが意外にワインショップがない。行き着いたのはアトレの成城石井のワインコーナー。冷蔵棚を見るとランブルスコが冷えていた、しかも数種類。シャンパン、フランチャコルタ、クレマン、カヴァ、南アスパークリング(MCC)などもあったが、世間一般の認知度に対してランブルスコの存在感が強い棚。せっかくなので久しぶりに飲んでみよう。ランブルスコと一緒におつまみも購入したが、駅への道筋、たい焼きの匂いに釣られてしまう。

ランブルスコのチャーミングな果実味にあずきの甘味が合うのではないかという発想。横浜くりこ庵 秋葉原店。JR秋葉原駅に近い万世橋交差点のビルの店舗で9月にオープンしたとのこと。2年半前まで同じ場所にお店を構えていて復活。小倉あん(180円)、キャラ焼きミルクチョコ(220円)を購入。鞄にワインと鯛焼きを突っ込んで電車で帰る。

ランブルスコはブドウ品種の名前でいくつか種類がある。ランブルスコ・ディ・ソルバーラはランブルスコ系品種の中で、最も高品質と考えられている。渋みは少なく、繊細でフレッシュ、エレガントな味わい。ランブルスコ・グラスパロッサは重厚感のあるワイン、ランブルスコ・サラミーノはランブルスコで最大の栽培面積を誇る。ソルバーラとグラスパロッサの特徴の中間といったところ。今回はエレガント系のランブルスコ・ディ・ソルバーラ。アルコール度数8.5%で、心地よい発泡でビールのようにスイスイと飲めてしまう。

カンティーナ・ディ・ソルバーラ, ランブルスコ・ディ・ソルバーラ, 8.5%, 2,189円
Cantina di Sorbara, Lambrusco di Sorbara Emma N.V.

鮮やかなラズベリーレッド、細やかな泡が穏やかに。グラスを縁取るように泡のリングができる。
香りにはラズベリー、ストロベリーがふんわりと、思いのほか軽快なフレーバー。発酵の微かにイースト系の香り。わずかにあるかないかのスパイス。ボリュームは控えめ。
味わいはジューシーな口当たりで行き過ぎない果実味。酸味がしっかり効いていてドライな余韻、果実味の楽しみをたっぷり味わえながらも余韻がドライな贅沢な一杯。
(89.5/100)(12月2日)

横浜くりこ庵小倉あんにワインを合わせる。パンケーキのようなフカフカで洋風なタッチの生地に、純和風の甘さ強めの粒餡混じりのあん。やんわりと餡の甘みに繋がるワインの明るい果実味。甘めの生地とあんで甘ーくなった口内にランブルスコの泡と酸味で余韻さっぱり。たい焼きの風味ボリュームの強さに対してワインがやや軽い。が、ゆるゆると繋がり余韻サッパリの感じが最高。重量感のあるランブルスコ・グラスパロッサとの相性も試してみたい。相性: ★★★★☆

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