見出し画像

くら寿司テイクアウトまぐろ軍艦三種盛り 痩せた土地で地中深くから根が吸い上げるミネラルの力がヌーボーに宿る

くら寿司でイートインしてからの帰りにテイクアウトで自宅寿司晩酌。後半はまぐろ軍艦三種盛り。マグロのぶつ切りにそれぞれ山かけ(山芋のとろろ)、たくあん、きゅうりが添えられる。180円。

マグロの赤身と脂、そして鉄分のフレーバーに赤ワインを合わせよう。ここ最近飲み続けているボジョレー・ヌーボーをセラーから取り出す。今回のヌーボーの造り手はジョルジュ・デコンブ。

ジョルジュは、師匠であり飲み仲間の故マルセル氏と同じモルゴン村に畑を所有。丘の上部ほど痩せており、除草剤を撒かなくても雑草が生えないほど。痩せた土地で土深くまで根を伸ばしたブドウ樹からなる房を手摘みで収穫。自然発生した二酸化炭素のみを閉じ込めて、野性酵母のみで発酵。熟成時には亜硫酸は一切添加せず瓶詰め前に僅かに加えるのみ。

ジョルジュ・デコンブ ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー, 2023, 12.5%, 3,990円
George Descombes Beaujolais Villages Nouveau, 2023

ほんのり濃さはあるがヌーボーらしい明るい色調。
ラズベリーを含むプラム、アメリカンチェリー、チャーミングさと力強さを兼ね合わせ持つ。ほんのりとスミレにセメダイン香。ヌーボーらしいキャンディ香などはほぼなくややシリアスな印象。
やや強さのある果実味、タンニンに強さあり舌にしっかりと存在感を残す、収斂性のある、ヌーボーにしてはシリアスさのあるスタイル。

まぐろ軍艦三種盛りにワインを合わせる。山かけと混じり合い、マグロの磯の香りに楽しい食感を与える。
たくあんの甘辛さがマグロと楽しいコンビネーション。ワインのタンニンがたくあんの甘じょっぱさを包み良い相性だが、そこからマグロへの浸透が弱い。
きゅうりの青みとフレッシュな果実味との絡みは心地よいが期待以上ではないか。
細かくぶつ切りになりほんのりエアリーで軽めの口当たりのマグロには、タンニンが強めでややシリアスなスタイルのワインがなかなか入り込まない。もう少しタンニンの軽めのものをセレクトしたい。相性: ★★★☆☆

#シーフードにワイン
#くら寿司
#ボジョレーヌーボー
#ジョルジュデコンブ
#まぐろ軍艦三種盛り
#まぐろ軍艦
#seafoodandwine
#sushiandwine
#tuna
#georgedecombes
#beaujolaisnouveau
#beaujolais

この記事が参加している募集

おうち居酒屋やってみた

イチオシのおいしい一品

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?