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ニベのハーブオイルマリネ ヴェネトの泡とサルディーニャ島の白

久しぶりのフィシュル。毎月6パックが届き冷凍庫にだいぶ溜まり最近スキップを繰り返していたが、最近さらに6つ届いた。スキップするつもりが配送通知に気付かなかったようだ。ひと通りの商品を楽しんだのでそろそろ退会しようかな(まだ10パック以上あるのでしばらくは安心のストック)。

今回取り出したのはニベのハーブオイルマリネ。ニベ。普段食べることない魚が使われていて味覚に新鮮な刺激。そして未利用魚の活用にも貢献できるのがフィシュルの良いところ。冷水で10分流せばお魚のおかず、酒のつまみがパッと準備できる。

合わせたのはイタリア北部ヴェネト州のスパークリングワイン、プロセッコ。グレラというブドウ品種。この造り手の赤ワインが神の雫で取り上げられたのは15年近く前になるか。フランスワイン対イタリアワインの1,000円台で圧勝した生産者。そのスパークリングワインを。

ベッレンダ, サン・フェルモ, プロセッコ, コネリアーノ, ヴァルドッビアーデネ, スペリオーレ ブリュット, 2022, 2,431円
Bellenda, San Fermo, Valdobbiadene, Prosecco Speriore DOCG, 2022, 11.5%

青リンゴのチャーミングでフレッシュな果実香にホシワラのスパイシーなニュアンス。
愛媛県産ニベのハーブ。ハーブのヒントににワインのホシワラののスパイシーなニュアンスがよく調和。そこから魚体への入りはやや弱いか。

ニベのハーブオイルマリネにワインを合わせる。ハーブとオイルに浸かって爽やかで滑らか。サクッと挽いた黒胡椒のスパイシーなタッチもニベの風味を引き立てる。
フレッシュな果実味と瓶内二次発酵の奥行きのある香りがよく包み込む。相性: ★★★☆☆

悪くはないがもう一歩、料理に踏み込めるワインはないかと、セラーからサルディーニャ島のワインを送り込む。サルディーニャ島のレストランで頼み、1人では飲み切れずにホテルに持ち帰ったワイン。現地で飲んだワインのベストセレクションを小分けにして持ち帰った中に含まれていた。

Mattariga, Vermentino di Sardegna DOC, 2021, 14%, サルディーニャ島レストラン

ゴールドがかったはっきりとした色調。
アプリコットにはドライにしたものも混じる、ドライパパイヤ。黄色い花にマルメロも混じり香りに厚みとエレガンスを。厚みのあるフレーバー。妖艶なムスクも混じり官能を刺激。
完熟したリッチな果実味がトップに、そこからやや硬質なミネラル、それらが合わさりフィニッシュまで厚みのある味わいが持続し長い余韻。厚みのある果実味を際立たせるキュッと効いたメリハリのある酸味。やや喉が熱くなるアルコールの強さもワインにリッチな厚みを与える。
スパイスとハーブを効かせたイワシの香草焼きに。
(91/100)(3月23日)

ニベのハーブオイルマリネに。オレンジワインのように抽出が強く果実味のありとあらゆる風味が押し寄せる。そして磯の香り。これがクセのあるニベにもしっかり寄り添う。ただ血合の部分はやはり難しく、ワインが当たると喧嘩する。その他は文句なし。相性: ★★★★☆

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