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サバの煮物用タレ漬け サルディーニャ島の赤ワインのおおらかで少し垢抜けない果実味

冷凍庫に残っていたフィシュルを解凍しワインのおつまみに。福岡県産サバの煮物用タレ漬け。


加熱しないで食べるカルパッチョや漬けもあるが、こちらは湯煎して温めるタイプ。冷凍庫の中で賞味期限を3ヶ月ほど過ぎてしまっていた。おかげでしっかりと漬かっていることだろうw
流水で10分解凍、その後に湯煎で15分ほど。



合わせたのはサルディーニャ島の赤ワイン。シーフードに合わせる赤ワイン選びは白ワインに比べて少しハードルが高まる。赤ワインが含む果皮からの成分、渋みのタンニンなどがお魚にぶつかってしまうことがある。

パーラ, オルトレルーナ, モニカ・ディ・サルデーニャDOC, 13.5%, 2,288円
Pala, Oltreluna, Monica di Sardegna DOC


レッドの淡めの色調、エッジはほんのり朱色。
香りにはブラックチェリー、プラムの完熟果実香、黒胡椒のスパイスがはっきりと確かに、そしてほんのりとハーバルなタッチ、ほのかにスミレのフラワリーなフレーバー、ロースト香やカカオ、どこか甲高い果実香とほのかな潮香。
味わいにもやや甲高い果実味、ややはっきりとした突出したともいえる酸味、アルコールボリュームを強く感じる、しっとりとあたり舌が乾く様なタンニンとともに余韻にほろ苦さがゆるゆるとが残る。

サバの煮物用タレ漬けにワインを合わせる。じっくりと染み込んだ醤油ベース。賞味期限を3ヶ月ほど過ぎてしまっていたが冷凍庫なのできっと問題なし(どうか積極的に真似はしませんようにw)。醤油ベースのタレが奥まで染みたホクホクの鯖の身。これは米が欲しくなる!ぶり大根のように、このタレで大根をトロトロにしたい。そう思わせるのが”煮物用タレ漬け”の魅力か〜。

ワインのどこか垢抜けない、それでいておおらかな果実味、そしてスパイシーなニュアンスは醤油ベースの煮物用タレとの相性が素晴らしい。煮汁を吸ってパワーアップしたサバの旨みを、ワインの果実味と酸味が盛り上げる。そしてサバの余韻をタンニンの渋みがきれいにリセットする。極上のマリアージュ。魚と合わせるワインに迷ったら海のワイン、島のワインが間違いない。相性: ★★★★☆

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