『十分の一献金で富豪となったジョン・ロックフェラー』

人は誰でも『神様から与えられたプレゼント』を持って産まれてきます。しかしそのプレゼントが何であるかを分からずに生きていたり、努力を怠ってそのプレゼントを受けることができずに人生を終えることもあります。

ロックフェラーは幼い時から神様がくださった『お金を稼ぐ才能』というプレゼントを知り、生涯歩みました。

そして信仰深い母親の教えに従いました。幼い時から3つの約束をしていたのです。
1. 十分の一献金を捧げる
2.教会に行ったら、一番前の席で礼拝を捧げる
3.教会の素直に従い、牧師を悲しませない

特にマラキ3:10のみことばを心に刻みました。
『十分の一をことごとく、宝物倉に携えて来て、わたしの家の食物とせよ。こうしてわたしをためしてみよ。―万軍の主は仰せられる。―わたしがあなたがたのために、天の窓を開き、あふれるばかりの祝福をあなたがたに注ぐかどうかをためしてみよ』

ロックフェラーは高校を卒業して小さな会社に就職しますが、毎朝6時半に出勤し、日記の代わりに会計帳簿を記録しながら資金の流れや相場の変化を綿密に把握していきました。

二十歳になって事業を始めましたが勤勉と信用をパターンに、百万長者になりました。

『人は心に自分の道を思い巡らす。しかし、その人の歩みを確かなものにするのは主である』箴言16:9

しかしロックフェラーはどうやって百万長者になったかと言うと、聖書のみことばを信じたらからでした。

ロックフェラーは、出エジ2:1~3のみことばを読む中で悟りました。『しかしもう隠しきれなくなったので、パピルス製のかごを手に入れ、それに瀝青と樹脂とを塗って、その子を中に入れ、ナイルの岸の葦の茂みの中に置いた。』

このみことばの『瀝青』が石油であると確信し、エジプトに調査団を派遣し埋まっている地域を予測して、油田を発見しました。そして百万長者になったのです。

50歳になったロックフェラーは夢を叶え億万長者になっていました。しかし病魔に襲われたのです。医者からは1年も生きられないと宣告されました。その時に『幼い時からお金の為に生きてきたけれども、結局お金が人生のすべてではない』ことを悟るようになりました。

夜も寝れなくなったロックフェラーは『生きることと死』に対して真摯に考え始めました。『自分自身の為に走ってきただけで、神様のためや隣人の為に信仰生活をしていなかった』事も悟りました。

そして神様に健康を与えてくださいと祈りました。神様はその祈りに答えられ、98歳まで生きました。新しい人生を生き始めたロックフェラーは、55歳からは慈善事業に励み、シカゴ大学、ロックフェラー大学や4,928の教会を建てる働きをしました。

病気の後からロックフェラーは『私たちは、御手から出たものをあなたにささげたにすぎません』と告白する人生を歩んだのです。

★レムナントとフォーラムしましょう★

ロックフェラーは、幼い時から神様からのプレゼントである自分の才能、つまり『タラント』を発見しました。みんなのタラントは何かな？お祈りしながら探してみましょう？

★神様が下さったタラントを通してお金が与えられたので、ロックフェラーは感謝しながら神様に捧げました。

献金の計画を立ててみましょう。特に十分の一献金は、唯一神様を試すことができます。本当に神様が祝福されるか試してみましょう。

★十分の一献金を捧げていると、お金に対する心配がなくなります。なぜなら神様が下さることをたくさん体験できるからです。計算しなくても大丈夫になります。

★モーセ、ヨセフ、ダビデ…これらのレムナントは神様に最高に用いられた人物です。しかしレムナントを育てることに失敗しました。聖書を見ても、レムナントに契約を伝達することに成功できたのはサムエルからダビデ、パウロからテモテ(本当の息子ではありません)ぐらいです。ロックフェラーもある意味、レムナントを活かすことができませんでした。

★みんなは神様に用いられても、レムナントを育てることは一番に考えて、次世代に契約を伝達する必要があります。そうでなかったら日本、世界の未来がないからです。

★神様は正確な福音を持っているレムナントに、ロックフェラー以上の経済を与えられたいのです。しかし与えられる人がいません。なぜならお金が手に入るとほとんどの人は変わってしまうからです。礼拝・教会・献金が優先ではなくなります。ロックフェラーは神様のテストに合格しました。一度も十分の一献金をしないことはなかったのです。逆に十分の一献金の管理の為に40人の人を雇っていました。

★しかし気をつける部分があります。それが神様は『行い』の信仰は受け取られないということです。「献金してこそ祝福される」「神様の為にたくさんの事をしてこそ祝福される」というのは間違いです。神様は『信仰』を受け取られます。神様の前に何もできなくても大丈夫です。

ただイエスがキリスト(マタ16:16)すべての問題を完了された(ヨハ19:30)の契約を信じる信仰さえあれば、祝福の源として7000人として祝福されるのです。

ロックフェラーの本を12年ぐらい前に読みましたが、聖書のみことばで油田を当てたというのがずっと心に残っていました。今回それがどのみことばだったのかを調べるのに1週間かかりましたが、出2:1~3のみことばだったと知り驚きましたし、スッキリしました。

神様のみことばで知恵を得て、億万長者になったロックフェラー。レムナントの中からもそのようなレムナントが起こされる事を信じます。