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怖がりな少女が勇敢な女性宣教師

「恐れるな。わたしはあなたとともにいる。たじろぐな。わたしがあなたの神だから。わたしはあなたを強め、あなたを助け、わたしの義の右の手で、あなたを守る」イザ41:10

勇敢な人とは恐れのない人ではなく、恐ろしい時にも危険を冒す人だといいます。だとすればメアリー·スレッサーは真に勇敢な人です。

メアリーは1848年にスコットランドで生まれました。母親はクリスチャンでしたが、父親がアルコール中毒者だったので、メアリーの生活は大変でした。父親はお酒を飲むと妻や子どもを叩いたり、メアリーを家から置い出したりしました。当然、十分な食料もありませんでした。またメアリーの兄弟は3人亡くなりましたが、メアリーはイエス様を信じていたので、そのような苦しみに打ち勝つ事ができました。

メアリーは11歳から、家族を養う為に工場で一時的に働き始めました。ある日、アフリカから来た一人の宣教師がメアリーの教会に来ました。

彼はアフリカのカラバルは毒々しい沼と酷暑、奴隷売買、疾病や殺人および人食い人種の国だと言いました。またその地は魔法の支配を受けている為に、人を掴まえて偽の神々や偽の霊たちに生け贄として捧げると言いました。それらすべての危険に関わらず、メアリーは自分がカラバルの宣教師として行く事が神様のみこころであると確信しました。

26歳になった時にメアリーは教会の宣教委員会に志願して、宣教師として行く許可を取りました。そして教師大学で学んだ後、アフリカ行きの船に乗りました。そこで言語を学び、小さな宣教開拓地の学校で教え、周りの村まで行き始めました。

スコットランドで暮らしていた時、メアリーは怖がりで、道路を一人で渡れないぐらいでした。しかしアフリカでメアリーは、人々にイエス様を伝え病気の人を見る為に、ヒョウやワニがいる地域に一人で旅行に行ったりしました。怖い時には、神様が自分を炎のような目で見守っておられると考えました。

まもなくメアリーは川の上流の地域に移りました。そこは一度も他の宣教師が行ったことがない所でした。メアリーは残忍な殺人魔として知られている部族に行きました。村と村を行き来するのに、丸太舟に乗らなければいけない時がありました。メアリーは丸太舟が怖くて、横になったり大声で歌ったりしました。

その度にメアリーは怖れの中でも大きな勇気を見せました。原住民は双子が悪魔だと考えいた為に、双子をジャングルに捨てて母親は村から追い出しました。メアリーはその子どもたちを救い、家を失った母親を助ける働きに命を懸けました。その働きをしているメアリーに、何も悪い事が起こっていない事を見た原住民は、双子を生かす為に法律を変えました。メアリーは魔法を使ったという罪を被せられた人を助ける為に何度も命を懸けました。

ある夜、悲鳴が聞こえてきました。メアリーは木に縛られた女性を発見します。彼女は飢えた奴隷に食べ物を与えたという理由で、一人の男性が火あぶりにする準備をしていました。メアリーは二人の間に走って行き、男性がどれほど脅しても動こうとしませんでした。メアリーの勇敢な行動によってその男性は心を入れ替え、メアリーは村の人から尊敬されるようになりました。

一度は他の村の首長が病気になったと言付けがありました。友人たちはメアリーに行かないように言いました。メアリーが見ている時に亡くなると、メアリーを殺すと言いました。しかしメアリーは行きました。その首長を見てメアリーは心配になりました。12年ほど医学書籍で学んできましたが、首長がなぜ痛いのかまったく分かりませんでした。しかしその首長の皮膚が黄色くなっていることに気がつきました。アスピリンとキニーネを与えて祈りつつ待ちましが、幾日か経って好転ししました。首長はメアリーにその村の部族に聖書に対して話し欲しいと要請しました。

カラバルの原住民はメアリーを愛するようになりました。メアリーを[白い皮膚のお母さん]と呼びました。彼らは教会を建て、メアリーが養子にした子どもたちの為に素敵な家を建ててくれました。メアリーがあまりにも深く尊敬されていたので、イギリスは彼女をその地域の裁判官としました(その当時その地域はイギリスの統治を受けていました)。

1905年は彼女の名前で病院が建てられました。メアリーは熱病で亡くなるまで36年間アフリカで生きました。神様がともにおられたので怖れを克服し、その地域を生かす働きをしました。怖がりのレムナントもみことばを刻印すると、怖さに勝てるようになります。

ありがとうございます(*ˊ˘ˋ*)献金は新宿キリスト教会を通して一度も福音を聞いた事のない99%の方々に福音を伝え、7000専門指導者を探し、逃れの町の教会を立て、レムナントを育てる働きに用いさせて頂きます。アブラハムの祝福があなたに臨みますように。