最近の記事

違和感手帳17₋慣れについて

2024.2.16 問うということはとても疲れる。アンテナがはられ、それが頭につながって、考えるという過程がある。 ある人は、疲れの指標に能動で生きるか受動で生きるかというとらえ方をしていた。近い。 感覚のセンサーというかアンテナの向きや用途が人・あるいは種類によってそれぞれだからか、意識してはじめてできる人もいれば、意識の前に起こっている人もいる。比率も多分ばらばらだろう。 動く事と考える事が同時に起こっている。 後者の成分が強めであれば、油断すると日常の中が問うことで

    • 違和感手帳10₋生き急いでるという実感と余白について

      2023年6月7日 衝撃的な本に出合いました。今、発見がつながり、感動と興奮でいっぱいです。読書が好きでよかった。 私自身が日々の中で、どうやったって、考えずにはいられなかった物事に頭と時間とが追いつかないことも多々あって、置き去りの違和感に時折心が痛んでいました。また私自身が抱える違和感や問いは、思いのほか他者は気にしていないのかもしれない、と思うと、自分はどうも生きづらい人種なのかな、と感じることがありました。 でも、あらゆることを問うことは、自分が変わるために不可

      • 違和感手帳14₋違うということを真剣に考えた

        2023年11月23日 考えていた。 例えると 空がきれいだねと共感したいのに 同じ青さで見えないどころか空があることすら気づかない。 その分相手は目がよかったり背が高かったり卓球が好きだったりする。虫を見ているとか、花をめでているとかではなくて。 そういう感覚のずれはおおよそ片方だけが自覚していて、もう一方は気づいてもいない。 その埋めようのない差にまた一層悲しくなる。 いい、悪い、という問題ではない。 違う ただそれだけだ。 色々な人がいる。というか

        • 違和感手帳13₋カンボジアでの問い

          2023年12月22日 #アンコールワット #虹と夕日 #ハイブランドのズボンと童謡 帰国して翌日からもう日常だった。 けれどどうも、ふわふわとしていた。 とりわけ以前と変わった日常や自分になっている、という自覚はほとんどないけれど、気づかぬうちに受け取ったものは数多いのだろう。 「日本の強固な医療システムが失ったものとは」 そのテーマの回答は見つかっていない。 ただ、新たな問いはたくさんあった。 <問い> ○何が正しいのか。なにをよいとするのか、その指標みた

        違和感手帳17₋慣れについて

          違和感手帳12₋渡航前の気持ち

          2023年11月4日 〜渡航前の心境を人目に触れる形で残したいのは〜 不安で落ち着かないからだろうと自覚する。 「意気込みも兼ねて」と言い訳し、経由地ハノイで書き連ねる。 「来月カンボジアへ行こう」 と決めた。どうしても気になるテーマがあって。 「強固な医療介護システムが奪ったものと取り戻しについて」 考えたくて、相対化の視点を探しにゆく。 行き先というのは後付けで、テーマをくれた矢田さんにご相談したら快くこの地にご縁をくださった。 たった数日、されど数日。

          違和感手帳12₋渡航前の気持ち

          違和感手帳11₋チュートリアルについて

          2023年5月17日 「『チュートリアル/臓器別』の(試験)勉強じゃ、CBTは受からないよ」と数多くの先輩から言われます。 そうなのですか。なぜですか。 シラバスを見ても分からない。 いい医者ってなんだろうか。いい医学生ってなんだろうか。

          違和感手帳11₋チュートリアルについて

          違和感手帳9₋プロフェッショナリズムとは

          2023年1月29日 ~プロフェッショナリズムを考える会〜 N先生にお願いして、「プロフェッショナリズム」について考える時間を作らせていただきました。 始まりは、アイドルってプロだよね。というお話でした。 アイドルをみて「プロだな~」と思うのはどんな瞬間でしょうか。どんなに激しく踊った後も笑顔を絶やさず、いつ何時も完璧に、かわいくあり続けるとき。ファンの期待に応える姿や振る舞いが、「プロだな」と思わされます。逆にファンの期待を裏切らないこと、演じ切ることこそが、アイド

          違和感手帳9₋プロフェッショナリズムとは

          鮮やかなうちに、留めおきたい物事が溢れてるけれど、発見と感動と、とにかく記すにはあまりに目まぐるしくって追いつかない

          鮮やかなうちに、留めおきたい物事が溢れてるけれど、発見と感動と、とにかく記すにはあまりに目まぐるしくって追いつかない

          違和感手帳8₋これは社会課題かどうか

          2022年12月31日 振り返り📝 1年前期:大学生が周りにいない 1年後期:大学構内で迷う 2年前期:記憶とぶ。人間やめる。 2年後期:なんかをやりたくなる 3年前期:友達増える。一緒になんかやりたくなる。 10月16日に考えていたこと①~③ ~医学生と社会との隔絶という社会課題の解決は、金になるのか~ ①「医学生と社会との隔絶」は、社会課題である。 ②社会課題である以上、解決することに意義があるはず。 ③意義がある=金になる、のだろうか。 ①の背景・前提 医学

          違和感手帳8₋これは社会課題かどうか

          違和感手帳7₋医学生の生活

          2022年12月11日 8時半〜18時半まで「○○疾患」の授業を受け続けたのち、部活なりバイトをこなし、帰って試験勉強、ゲームをして寝る。 真面目な人ほど医学が全てになりかねない。 それはいいことかよくないことかは分からない。

          違和感手帳7₋医学生の生活

          違和感手帳6₋利他の本質

          2022年9月20日 〜「やさしい医療」と、「自己満足と自覚する利他は利己か」という問いについて〜 ある日の投稿にて、ぐるぐるとした冒頭の問いをふと投げたところ、先輩から素敵な本をご紹介いただきました。おかげさまで今の私なりに、ひとつ答えを導けました。 さて利他の本質は、思いもよらない結果を受け止め喜ぶ「うつわ(=余白)」にあるのではと捉えています。 医学には正解がある。想定外はよくないこと。その辺に医学と医療の乖離があるのかなあと思いました。役割の違いでしょうか。

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          違和感手帳5₋悩むことと考えること

          2022年7月29日 立ち止まっている人がいる。 力になりたい。 悩む人か、考える人か。力のなり方が全然違うと思う。 悩む人は、ベクトルを自分からそらせば「解決」する事が多い。だから言葉の処方箋が有用かもしれない。 でも考える人には通用しない事がある。多分、対象に、「解消」したい何かがあるから。ゆえに時として、伝えた言葉が「うわ滑っている」という印象すら与えてしまう。 相手がどっちなのかってどうやったら分かるのでしょうか。答えあわせは可能でしょうか。 ところで立ち

          違和感手帳5₋悩むことと考えること

          違和感手帳4₋ワークライフバランスとは

          2022年6月19日 思えば、多くの場所で「ワークライフバランスとは」を考えます。 「プライベートが仕事になる時代」と、ある方は言われていました。 どの場でも、活躍される多くの方が「楽しいこと」を必須条件に挙げられている。 (「どれほど好きなことも真剣に向き合うほど血を吐く思いをする日がある」とは恩師の言葉ですが、ここでは割愛します) 趣味と仕事の境界が、いい意味で曖昧になっているのだとしたら、継続性の観点から「お金」と「時間」のバランスや線引きはどうなるんだろう。

          違和感手帳4₋ワークライフバランスとは

          違和感手帳3₋肩書は不便か

          2022年1月24日 将来は「お医者さん」をカテゴライズよりも手札(選択肢)として使える人、使われる人になりたい。 意外と、医学生さん、すら立派な肩書きで、責任としての自負は不可欠だけど、説明書きには不便かもしれない。

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          違和感手帳1-厚意と無駄

          2021年11月24日 できる人の、無意識な「厚意」から発せられる「代わりにやるよ」精神は、できない人の成長機会をもぎ取っている気がするし、できない人にとってそれにかかる時間、かけている時間は決して無駄だというつもりはないのではと感じる。社会にとってはコスパが悪いのかもしれないけど。 逆に、誰にでもできるように思われることに対して、スキルの高い人が取り掛かることはそれもまた(スキルの高い人間にとって)時間の無駄だという発想が蔓延してる気がしていて、それが例えば、やさしい日

          違和感手帳1-厚意と無駄

          違和感手帳2₋帰属意識はありますか

          2022年1月13日 帰属意識/所属意識ってありますか? (学校や会社、地元や住んでいる地域へ) それらって必要でしょうか?

          違和感手帳2₋帰属意識はありますか