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内側の男女の神秘

こんにちは。研究員の中澤朋子です。

今日は、先日ミロスアカデミーのあるプログラムに息子さんの悩みで入ってこられたA子さんのストーリーを。

もう結婚されている息子さんに、A子さんはあれやこれや心配がつきません。

実はA子さんはちょうど10年前にご主人を病気で亡くされていました。

キレやすく、お金も頼りにならない夫

不摂生をする夫

A子さんはそんな夫にイラつきながらも良かれと思ってアレコレ言えばケンカになるという繰り返し

どうしていつもこうなってしまうのか?

子どもの頃は両親のケンカが嫌で
ぬくもりを感じられない家庭が嫌で

自分が結婚して暖かい家庭を築きたかったのに、、子ども達も父親に愛想をつかしたように、どんどんバラバラになっていく家族になす術もなく過ごしていたA子さん。

それでも子ども達が大人となり
これから夫婦二人でやっていこうと気持ちを新たにした時

夫の病気が分かり、、1年程で亡くなってしまいました。

よその夫婦が笑いあっているのを見るとふと寂しさに襲われ、

あの時自分がもっと夫の健康に気遣ったなら

あの時自分がもっと夫の思いを分かってあげたなら

A子さんの、夫を失った深い「後悔と罪悪感」

実は息子を心配することで、それを埋めようとしていました。

本当は、夫の闘病生活の間

子ども達も一生懸命に父親との時間に向かって

命の瀬戸際に一致団結した家族

病室での暖かな家族団欒の時間

夫の、家族に囲まれて満足そうな顔

A子さんが、子どもの頃から渇望していた家族のぬくもり

その時間をA子さんに与えてくれて逝った夫

夫もまた子どもの頃から渇望していた家族のぬくもりだったのです。

病気を通して二人で体験できたことが見えた時

夫というパートナーの愛を深く感じて

二人の同じ人生のテーマを感じて

愛のストーリーの中にあった事を感じられて

過去の後悔も罪悪感も昇華され

夫と自分自身への感謝と愛にあふれました。

夫も私も、これで良かった!

過去が変われば未来が変わる

息子さんから今までにない暖かい言葉をかけてもらうのを感じたり

息子夫婦に日帰り旅行に誘われて

今までは「楽しい」と感じることすらどこかで拒絶していたのを

心の底から楽しいと感じられて笑顔になるA子さんです。

内側の男女というペアの神秘、いかがでしたか?

現状に関係なく誰もが体験できる世界です。

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