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あなたに出合えてよかった



夫婦
出会うべくして出合っている
この不思議な組み合わせ

Yさんご夫婦はお二人とも
生んでくれた親に
育ててもらっていない

同じ傷で引き合ったペア。


被害者だ と思って生きた
子どもの頃の傷ついた自分

加害者だ!として、拒絶し、
   憎んだ母


夫婦で 記憶にあった傷を
   出しあって、
親を『どう見ていたか』を
   映しあって…
   共有し…
解き明かしていった。


傷ついた子どもの頃の自分に寄り添ってあげられるのは、自分しか居ないことを知っていった。


『何てひどいことをしたんだ!』
恨んで、切り捨てた親にも
"そうせざるを得ない訳"があったことを夫婦のそれぞれが感じていった。


親にも、置かれた立場があった
そのことを 理解していった。


加害者にしか見えなかった親にも
"子への想いが 在った"
それを、夫婦で知っていった。


『自分で産んだ子さえ、育てられない』
罰した母への想いは、
   夫婦揃って
『生んでくれてありがとう』に
   変わった。


二人の見る景色は
一変した。


親を許し、自分を許した

生みの親には捨てられた
それでよかった

育ての親と出会えて
育ててもらった
それでよかった

三度の離婚をして、
今の奥さんと出合えた
それでよかった

あなたと出合えてよかった。

全部 これでよかった。


Yさんが 
『この境遇でよかった』と
 発した瞬間
『境遇が在った』は
『在った…』を
はるかに超えて
躍動して…
境遇は 光に包まれた。

『わぁ境遇が生き生き!』
『境遇って生かせるんだ!』

境遇は素晴らしい役割をしていた。

ご夫婦の存在は
誇り高かった。

境遇への讃歌が聞こえそう…

そして
ご夫婦の間に
立ち上がった事業

お二人の生い立ちだからこそ   
引き寄せた
児童福祉事業="血縁を超えた家族"


この事業設立には
二人の境遇の全てが…

全部の体験が…

必要だった。

立ち上げ には
おおいに ご夫婦の境遇が 
かかわった。

全ての"境遇" が後押しをした。


Yさんが幼稚園児の頃から求めていた『血縁を超えた家族』は、

『手にできたらいいなぁ…』
   から

『僕が手にしていいんだ!』に
   変わった!


夫婦の空間で、
体験は宝物に 変わった。

夫婦とは
全てが生み出される
不思議な空間。


結婚は、
人生の再生に大きく
関与していて…
赤い糸で繋がっている男と女は、
本来のご縁を引き寄せる。

男と女

それぞれが
持って生まれた物語り

物語りが 結婚によって重なると

その空間は
創造の源泉になる。

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