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パートナーシップにも活かせる『友愛』って?

今日は、パートナーシップ研究家 中村博美から記事をアップします。


先日、次男の光透波(中学2年生)が『お友達関係』について話しかけてくれました。


光透波「ママさん、お友達って何をもってお友達って言えるんだろうか?」


「僕にとってのお友達とは、一体どんな存在なんだろうか?」


「子供らしさって、どういうことなんだろうか?」


「僕はスクールで、真の友達関係を築けているんだろうか?」


「ただ遊ぶだけの友達も楽しいんやろうけど、

僕にとったら、心の会話ができないなら、本当の友達とは言えないし、寂しいな。

これは兄弟関係でも言えること。」


なんて友達について深々と考察しておりました。

そして数日後、、、


「ママさん、今日フリースクール で凄いことが起きたんだよ!

いつも僕に対して、嫌味を言ってくるお友達T君がいるんだけど、

とうとう昨日、僕から腹を割ってコミュニケーションをとることにチャレンジしたら、見事成功したんだ!」


と言いますのは、先日もT君がいつも通り、光透波に嫌味を言ってきたそうです。


T君「お前がいるといつもゲームの通信が悪くなる。それはお前の日頃の行いが悪いからや!」


光透波「なんでTくんはいつも僕に嫌味を言ってくるんだ!

そんなことをいつも言ってくるT君の方が、日頃の行いが悪いやないか!

本当に言いたいことがあれば、暴言じゃなくて僕にハッキリ言えばいい!」


Tくん「お前、自分で自分の日頃の行いが悪いって分かってないんか!」

光透波「分からんよ。分からんから言って欲しいやんか。」

T君「俺からいちいちお前に、何が悪いかなんて言えるか!

この場の空気が凍りつくだけやろ!

わざわざ相手の嫌なこと言って、嫌われるようなことしたくないし。

人間関係なんて適当に繕っといたらええねん!」


光透波「そんな繕った生き方で、ほんまにT君は良いんか!そんなやつなんか!」


T君「そう思いたければ、勝手にそう思っとけや!」 


光透波「あーそう思っといていいねんな。俺は嫌や!繕った生き方なんて面白くないし勿体無い!

僕はT君ともっと仲良くなりたいし、だから本音で語り合いたいし、

僕の何が嫌なんかも言ってくれたら、それは僕の学びになるんやから。

本当の気持ちを言ってくれたらええねん。」


T君「じゃぁな、俺がノリで言ってる悪ふざけみたいなものがあるやろ。

お前はそれに対して、冷徹に返してくるんや。それが嫌なんや。」


光透波「そうやったんや!僕はそういうことを聞きたかったんやT君。

言ってくれてありがとう。

それは僕の学びになるし、これから気をつけることができるし、嫌な思いをさせてたんやったら、ごめんやった。

(僕、T君の目を見て言ったよ。)


それと僕もT君の暴言が嫌やったんやで。

ノリでも悪ふざけでも、僕は言われたことをそのまま受け取るところがあって、

例えば、幼稚園の運動会で、『ゴールまでまっすぐ走れ!』って先生に言われたら

カーブのあるコースやったけど、カーブを曲がらずに、そのまま観客席の方向にまっすぐ突っ切ったんよね(笑)。

だから僕は暴言も、そのまま受けとめてしまうし、心が傷つくからやめてほしい。」


T君「わかった気をつける。ごめんやった。」

その直後のT君
「はぁー俺めっちゃ汗かいたわ〜。光透波にここまで詰められて、ほんま超怖かったわぁ。でも話せてよかった。」


というわけで、その後は一緒にゲームをしたり、次の日も楽しく遊んで

わだかまりなく話せて、腹の底から沢山笑って、とってもとっても楽しい時間を過ごしたようです。


子どもたちの世界って、ほんとピュアで一瞬ですよね。


大人たちの世界もこんな双方向のコミュニケーションが取れたら

夫婦間の争いも、親子関係の争いも、世界中の戦争も起きないですよね。

さて、大人と子供の違いって一体何でしょうね。

改めて、光透波と一緒に考察しました。

彼の最初の問いに戻ります。


光透波「ママさん、お友達って何をもってお友達って言えるんだろうか?」

「僕にとってのお友達とは、一体どんな存在なんだろうか?」

「子供らしさって、どういうことなんだろうか?」


【親子の考察結果】

「僕にとってのお友達とは、裏表なく何でも話せるかどうか。

何でも出し合えるかどうか。

そして
相手の想いを聞けるかどうか。汲み取れるかどうか。


私「そうよね。いくら何を出してもオッケーと言っても

自分の言いたいことだけを言い放つんじゃ、コミュニケーションは成り立たないもんね。

やっぱり、そのベースに友愛があるかどうかってほんと大事やね。

光透波はさ、ちゃんとT君に対して『もっと仲良くなりたいからなんや』って、建設的な友愛を自分から示していたでしょ。

そういう純粋性や素直力が人間の本質やし『子どもらしさ』やなぁって思ったよ。

子どもは、元々ノージャッジ、あるがままの視点にいるから、そのまま育つと

お互いの感情を たとえネガティブなものであっても、受取り与えることができるし、

想いと想いの混ぜ合わせを起こせるのよね。

パパとママも、パートナーシップにおいて、この視点をとっても大事にしてるの。

でもね大人の世界は次第に、どっちが正しいか、間違ってるかに拘る思考、

いわゆる判断、ジャッジの視点に止まるから、なかなか混ぜ合わせが起こせないのよね。」


光透波「言葉の使い方って、僕にとったら生き方やと思う。

だから『思いやり』『優しさ』という温度が、言葉に乗っているかどうかがとても大事やと思う。


暴言を吐いたり、自分の正しさや言いたいことだけ言う生き方の人は、

聞く耳のセンサーが閉じてるから、優しい虫の声も、相手の心の声も当然聞こえなくなるよね。」


私「ほんとやねぇ。聞く耳のセンサーが閉じてる人のパターンって、心が閉じてるんだろうね。

心が閉じてる人のパターンって、自分に対しても、相手に対しても、厳しすぎるんだろうね。

厳しすぎる思考を使っている人のパターンは、どこか人を裁いたり、

何より自分のことを否定的に裁いたりしちゃうから、心は閉じやすくなるね。

パパとママもそんな時があって、相手からネガティヴな意見を言われても、

それが勝手に否定されたと聞こえてしまって、

余計に相手の気持ちなんて聞けなくなって、お互いに正しさの主張をしあうのよね(笑)。

だから、自分に対して厳しくなったり、自分に対して否定的な想いを持ちすぎると、

自分が自分のことを認めてあげられないから、変なんやけど

逆に相手に自分のことを認めさせたい!っていう承認欲求がどんどん強くなっちゃうのよね。」

光透波「T君も今回僕に詰め寄られて、めちゃめちゃ怖かった。めちゃめちゃ汗かいたって言ってたけど

本当は暴言吐いて、僕にかまって欲しかったんよね。

でも今回勇気出して、お互いにネガティブな気持ちを出しあえて、何が嫌だっのかを言いあえて本当によかった。

これが僕にとっての本当の友達やわ。

自分の心の声、本音に耳を傾けられないと

相手の心の声に耳を傾けるなんて出来ないよね。」


私「だから光透波みたいに、自分の心と仲良しの人は、目の前の人の心とも仲良しになれるし

光透波がオープンハートやから、相手もオープンハートになるね。

相手が発した嫌な気持ちも、ちゃんと受け止めてあげられて、それを言ってくれてありがとう。そしてごめんね。って言えたこと本当に凄いことだよ。

これって全体性を見渡せていないと言えない言葉だし、とっても俯瞰度が高いんだよ。」


光透波「そっかぁ。どこまでも僕自身が自分とどう向き合ってるのか、それがそのまま、目の前に映るんやね。

僕今回、自分から一歩踏み出して本当によかったわぁ。

冒険してよかったわぁ。冒険のない人生なんて面白ないわ。

この先の自分の人生にとって、めちゃめちゃ人間関係のコツをつかんだわ。

T君が僕に対して何が嫌やったんか言ってくれなかったら、

お互いにお互いを傷つけたままで、お互いに相手から傷つけられたと思い込んだままになってしまうんやから。

お互いの想いに触れられてほんまによかったわぁ。

明日もスクール楽しみやわぁ」


私「これって夫婦関係でも、あらゆる人間関係にも応用できるよね。」


なんて、語り合ったこの会話をnote記事にしてもいい?って次男に聞きましたら

光透波「嬉しいわ〜。僕の経験が活かされるなんて、自分の生き方に対して、どんどん信頼できるから、めちゃめちゃありがたい。

ママさんがよく僕のことをあちこちで表現してくれるけど、凄く幸せな気持ちだよ。

ママさんとも心の会話ができるから、凄く信頼関係が築けてるし、

これが親子で出来てない子が反抗期で爆発して出してくれてるんよね。」


ということで今回掲載させて頂きました🎵


さて中村夫婦による毎月恒例の赤裸々トークイベントのご案内です。

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