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私たち夫婦を見てください


夫は家族のために
ひたすら稼ぐことを良しとして…

妻は家事に勤しむことを正しい
として…

それを
"よかれ"と ばかりに生きてきた。

夫が右を向いてても
妻は右を向かない
「だって、私は〜〜」と
むしろ左を向いて 夫を放置

結果

夫婦の意識は 全く 別別

夫婦の行動も 全く "別別"

我 関せず

同じ屋根の下には居るけど
夫は 妻に
妻は 夫に
興味を持てなくなった

お互が、お互いから
すっかり外方(=そっぽ)を向いてしまった…

そんな形骸化したご夫婦が

夫婦でやりたいこと、
好きなことを 
一緒にやっていくようになったら…

初々しい感情が戻ってきた!

「夫婦で一緒にやれることが、
こんなにも 私の世界に影響してしまうなんて…」

そう語る Cさんご夫婦を
取材しました。


Cさん

私、ただのパート勤めの主婦だったんだけど、
あるカフェでの出品をきっかけに
韓国キンパで出店すると決めたんです。

岩佐
「なんでキンパなの?」

Cさん
父がいつも言っていたんです。
『飲食店をやりなさい。
その店で俺をやとってくれ』
って、
私が若い頃から、亡くなる直前まで、
ずーーっと言ってたんですよ

岩佐
「なんで飲食店って 言ってたの?」

Cさん
生んでくれた母が焼肉屋をやってたんですよ。
父と、生みの母は憎しみあって離婚してるんです。
その後、私は継母に育てられたんですが、
父はキレると継母に暴力を振るうこともあり、時には私にも暴力を振るってきました。
気性が荒くて、手がつけられない父でしたから、
ひたすら萎縮するしかありませんでした。


岩佐
「だけど…ずっと萎縮してもいられないね」

Cさん
だから距離とってました。
怒らせないように…

私は、継母が嫌いでした。
継母は、私と妹たちを差別し、
父をバカにし、
父の悪口を言ってたので、
父から母への暴力は、心のどこかで【自業自得だ!】と思ってました。

岩佐
「お父さん バカにされたら寂しいよね」

Cさん
その父が
いつも私に言ってたのが
『飲食店をやりなさい』
だったんですよ。


岩佐
「そうなんだ… お父さんには
あなたの生みのお母さん との間に 思い出があったのね…

お父さんがとっても大事にしてる 時間と空間があるのね…」


Cさん
えーっ
でも両親は、すっごく仲が悪くて、嫌い合って離婚してるんですけど…

岩佐
「どんなにケンカしてても、その"奥"は在ってね
お父さんには、あなたの 生みのお母さんとの間に、
とっても大切にしてる時間と空間が ずーっと在ったから『飲食店をやりなさい』って、言い続けてたのよ。

お父さんには、焼肉屋さんをやってた お母さんとの思い出があった。その空間があったから…
あなたに、お母さんを重ねて、
「飲食店やりなさい」って
ずーーっと言ってた。

その時間と空間の子 が、
あなただから。

Cさん
え、 やばっ

わぁぁ びっくり…

あ、ぁぁぁ涙…

岩佐も 涙…


Cさん

父は、継母に暴力を振ってたし、家庭的には悲惨で、恵まれなかった。不幸のデパートみたい…
だから 私は必然的に自分は温かい家庭をつくろうと、理想の家族をつくるために夫と子どもを支配してきました。

主人には優しくあるように、
父にしてもらえなかったことを 娘たちにしてくれるように強要したり…

娘には、いい子でいるように

そうしたら…
私が思う 理想通りに
表面的には、
なっちゃった

岩佐
「えっ!なっちゃったの?」

Cさん
なっちゃった けど…
水面下では
みんな 心が離れてた

娘も主人も、内側で溜め込んでた。


【夫婦で出店】

料理は好きで、時々イベントに出店していたCさん、
自分の為にと思ったものの、どこか自信がなくて
やるのか?やらないのか?
はっきりやる!とは決められなかったのですが、

ある日、『自分の料理をたくさんの人に食べてもらいたい!』と
口からポロッと出たことで、出店する事に。

Cさん
市役所に勤める友人が、「市が街おこしで、お店やりたい人 募集してるよ」と声を掛けてくれて、
出店を決めました。
主人も長女も喜んで手伝ってくれたんです。
初出店は60人の方が来てくださって…
その時に市役所の方が
「補助金、出すのでお店を出しませんか?」
嬉しさと驚きと大興奮!

【あなたたちご夫婦を ずっと見ていたかった】

ゴールデンウィーク、主人と出店。その場に行くと、市役所のAさんが居て、一緒に準備を手伝ってくれました。
主人が駐車場に車を止めに行ったまま、なかなか帰って来なくて…
やっと帰ってきた
と、 思ったら…
なんと!駐車場で転んで骨折。

今からオープンなのに
どうしよう…

すると、Aさんが
「私が病院に連れて行きましょう」と。

一人でやるしかない!
と 覚悟を決めたら
来るハズのないママ友が
この時は、朝イチにきてくれて、
(いつも来ないのに…)

手伝ってくれたんです。

もう涙が出るほど嬉しかった。

しばらくすると主人が病院から帰ってきて、やっぱり骨折。
Aさんにお礼を伝えると、

「ご夫婦を見ていて
『こんな夫婦が居るんだ!』
ずっと見ていたかったから病院に付き添ったし、
1日中、見ていたかった。
『どうしたら、こう云う夫婦になれるんですか?』」
と 言ってもらった。

そんな事言われたこと無かったけど、
私たち夫婦が変わったんだと思った
同時に
世の中の人って、そういう夫婦を見たいんだな って思って…

【夫婦の姿を見せていく】

言葉じゃなくて
姿を見せていくことなんだ。

夫婦って凄いんだな って…

その時 私 『できるだけ夫と一緒にやろう』
って思ったんですよ。
なので
できるだけ夫婦で立ってる。

でも私、母と一緒で、
男の人に頼るって
あり得ない。

【自然にバカにしてた…】

私も
主人のこと、バカにしてた。
バカにする気もないくらい 自然にバカにしてた

岩佐 
「自然にバカにしてた…」
あはははは

Cさん
母と一緒で、自分が頑張る人だから、
主人に
ああしてね
こうしてね

主人は 嫌だったと
思います。

主人の言うことに
「でも」
「だって」
主人の言うこと聞けなかった。

そこから主人に委せてみようって…

今は、
「あ そう」
「わかった」と
言えるようになった。

そしたら主人も
出せるようになったんです。

主人の言う通りにやってみよう!

それから主人と楽しみだした

ほんと 楽しめばいいんだ!

【ただただ 楽しむだけで…】

今まで私は
『頑張って』 幸せになろう
『頑張って』 喜ぼう
「頑張って』 楽しもう
としてた

けど ただ喜んで
ただ 楽しんでいるだけで
"通らない" と思ってたものが通る。
『無理』と思ってたものが
成る。

幸せって
過去が無くなるくらい…
過去はどうでもよくなった。


【私たち夫婦を見てください】

今 夫婦で出店すると注目を浴びます!
これから
どんどん夫婦をみせていきます。

岩佐
「そうね。自分を突き動かしてるもの
自分から溢れ出るもの
それが一番強い。

夫婦の間に醸し出されるもの、
それが一番強い」

Cさんのキンパは 巻いた分だけ 全部売れていく

喜んで 楽しんでいたら

全てが とんとん拍子。


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