つれづれ寺社仏閣訪問記 第3話「令和元年のお盆帰省」~その壱~
目的地:筥崎宮
この第3話では、令和元年のお盆の時期に福岡へ帰省して、寺社仏閣巡り三昧したときの様子を綴っていきます。期間中、計9か所を巡り、うち8か所で御朱印を頂きました。
今回は"その壱"として、福岡へ到着した8月11日の当日、親元に戻る前に、空港から直行した筥崎宮の様子を綴ります。
さて、いきなり、とってもローカルな話になりますが、私の母方の祖父母は馬出に住んでいました。そのため、子供のころには、放生会や玉せせりなど、休みとお祭りが重なるときには、たびたび筥崎宮まで歩いて遊びに連れて行ってもらってました。
思えば、子供のころは、初詣やお盆や彼岸など、各種の法事や神事について行くことで、寺社仏閣と触れ合う機会も多かったような気がします。当時の本人的な主目的は、お祭り見物とか露店でしたが、、、。それが、いつの間にか縁遠くなり、そのことを気にも留めずに過ごしていました。
しかし、令和元年の私は少し変わっていました。御朱印帳を埋めるために、そしてお参りするために戻ってきました(微妙に順番がまだ違っていたようですが、、、)。
こうして、久しぶりに訪れた筥崎宮は、静かでなかなかに荘厳な感じでした。時間は14時くらいだったのですが、ひっそりとして、けっこう空気が充実しているというか、若干の圧を感じていたような気がします。とはいえ、なんとなくウェルカムな感じの圧だったのか、境内では、そこそこ撮影していました。
そんな筥崎宮に私が抱いた印象は"硬派"でした。この硬派な感じ、嫌いではありません。というか好きです。
ここで突然ですが、私が持つ福岡の良いイメージ(偏見?)として、新しいもの好きというか、新しい姿になるために古きを捨て去ること、すなわち"変容"に躊躇しない、というものがあります。それは傍から見ると、こだわりがないように映る場合もあるでしょう。
だいたいのことを「よかよか」で済ませるおおらかな気質によるのかもしれません。
あと、祭り・イベントが大好きなところにも由来しているのでしょう。花電車はあっさりと花自動車に、山笠が電線に引っかかるんだったら、あっさりと山車の高さ変更、と枚挙にいとまがありません。最近で言えば、なんだかんだで福岡(で)マラソン、開催されるし、、、。
「戻ってくるたびに、なんか、どっか変っとうね!」と言えるのは楽しみですが、久しぶりに戻ったときに「ただいま」と言える懐かしい場所もあっていいよね、とも思うようになった私は歳を取ったのでしょうね。
ここで、やっと筥崎宮に話が戻ります。ここの(あまり)変わらない感が、"硬派"で"ただいまを言える場所"として、私が好きなポイントになるのです。
さて、境内を堪能しつつ、お参りと御朱印の受領を済ませた私は、この日、今は亡き祖父母の家があった場所まで歩いてみようとは思わずに、親元に直帰していました。
そして、なんと、この記事を書いている今(令和5年10月)、この瞬間まで忘れていたのですが、祖父母の家の隣はお宮でした!。早速検索したところ、そこは三隅神社だそうで、小さなお宮だったような気がしますが、今もあるようです(これは、我ながら罰当たりだ!)。早々に時間を作って、お参りに行かねば。。。
※楽しい年中行事も盛りだくさんの筥崎宮の詳細につきましては、以下の公式サイトをご参照ください。
それでは、今回は、この辺にしておきます。
ちなみに次回以降では、太宰府散策編(太宰府天満宮、坂本八幡宮、宝満宮竈門神社)、鳥飼八幡宮、福岡市内散策編(筑前國一之宮住吉神社、博多総鎮守櫛田神社、福岡縣護國神社、鷲尾愛宕神社)について日程順に綴っていく予定ですので、お楽しみに。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
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