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介護認定調査 2022年末

今年こそはと万全の体制で臨んだ介護認定調査。私が年末年始を穏やかな気持ちで過ごせるかどうかは、この調査の結果にかかっている。昨年の二の舞はごめんだ。

まずはケアマネジャーさんに同席を依頼した。認定調査の通知が届いてすぐ、ケアマネジャーさんのスケジュールを確認、確実に来てもらえる日時で設定した。

それから父の日頃の様子のメモを作成。
水道の蛇口の締め忘れて水を流しっぱなしにしていたとか、風呂に入らなくなったとか、夜中にデイサービスに出かけようとしたとか、母から聞き取ってまとめておいた。

さて認定調査当日の朝。約束の時間まであと40分。余裕をかまして、カフェでコーヒーを飲んでいたら、母から電話がかかってきた。嫌な予感しかしない。

母「調査の人が30分早く来るって」
私「はあ?なんで?」
母「雨が降りそうだから、早く行きますって」
私「・・・ どういうこと?」

認定調査って屋外でやるんだっけ?
家の中で調査するんだから、雨が降るとか関係なくない?もしかしてだけど、雨の中行き来するのが嫌だから、雨が降る前にさっさと調査を終わらせたいのか?

訳がわからないけど、時間がないので急いで実家に向かった。私の朝の優雅なカフェタイムが台無しやないか!

ケアマネジャーさんにも一応連絡。うちに来る前に予定が入っていると言っていたので、急に言われても早く来るのは無理だろうけど。あーあ、せっかくケアマネジャーさんに合わせて日時設定してたのにさっ

実家に到着して母に事情を聞くと、「雨が降りそうなので早く行ってもいいでしょうか?」と言われたとのこと。理由の部分はやっぱり納得できないけど、「いいでしょうか?」ってことは、断ってもよかったってことよね。頼むよ〜 断ってくれよ〜

落ち着くんだ。平常心を取り戻せ!前回はいきなり時間より早くきて、ケアマネジャーさんが到着するまで待ってほしいって言ったけど、聞いてもらえなくて、さっさと始められたじゃないか。連絡があっただけまだましだ。

まもなく調査員が到着した。玄関先で準備しておいたメモを渡す。調査自体はスムーズに進んだ。前回は、質問の意図がよくわからないとか、話が通じてないという感じがして不安になったのだけど、今回の調査員の人は慣れている感じだった。

今回はいける!と安心した頃、父が先月の「日帰り旅行」の話をし始めた。これはまずい。

前回の失敗を踏まえて、「旅行の話はしないようにお父さんに言っといてね」と母には伝えていた。調査当日にも私から父に念を押すつもりだったのだけど、時間変更のドタバタですっかり言うのを忘れていた。

話してしまったなら仕方ない。でも前回のように放ってはおかない。私と母で全力でフォローを入れた。

普段の父の様子を見ている母は行かないように言ったけれども父がどうしても行きたがったこと。私はいつ迎えに来いと連絡が来てもいいようにスマホをまめにチェックしていたこと。父は途中で疲れて歩けなくなり、タクシーに乗って戻ってきたことなど。余裕で行けました!という感じで語る父の話を訂正した。

父への聞き取りが終わった頃、ケアマネジャーさんが合流。父には部屋に戻ってもらい、母と私、調査員とケアマネジャーさんの4人で話がスタート。父の日頃の様子の聞き取りが始まった。

聞かれる内容はすでに渡したメモと重なる部分が多かったのだけど、メモはざっと目を通してどこかにしまい込まれていた。メモはちゃんと見てもらえるのだろうか?そのまま捨てられたりしないよね?

心配になって思わず「それは、メモにも書いてあるんですが」とか言いながら、先に渡したメモを取り出してもらう。メモを渡すタイミングが早すぎた。ここで渡さなきゃいけなかった。

そんなこんなでドタバタしたけれども認定結果は「要介護1」だった。要支援1から二段階介護度が上がっている。

予想外の結果ではあるが、「非該当」じゃないのでOK。やはりメモの内容が効いたのだろうか。父の様子は昨年と今年でそこまで急激に変化はしていないので、こちらの伝え方次第で認定結果も変わるということなんだろう。

今回も波乱の介護認定調査だった。

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