ぱー子たち

こんにちは、空花伶です。
私、今日は特に書くことが思いつきません。
あ、いっこ思いついた。私にとって、今子供達と同じような存在であるパー子たちの話をしましょう。
ぱー子たちとは知り合いから譲り受けたミニサイズの多肉植物のことで、鉢のサイズは2.5cm程度で、名前もよくわからないちっこい命たちがそこに生きています。ぜんぶで5人(鉢)います。
どんなにしょげて帰宅しようと、部屋の開ければぱー子達が「おかえりぃ〜」と出迎えてくれます。その様が、なんだかいつもぱぁっとしていて、上手く言えないけど、子供そのものなのです。だから5人の総称がぱー子たちになりました。
ぱー子たちには一人一人名前もあります。赤い葉が可愛い夢ちゃん、双子の櫻ちゃん、うっすらピンクの春花ちゃん、凛としている唯くん、お花が天に向かってぴょんと伸びている空くんです。
ある日、いつものようにパー子たちを愛でていると、間違えて空くんの鉢を倒してしまいました。
ちっちゃい鉢だからか、中身ごと鉢から飛び出してしまい、葉っぱとお花部分も折れてしまいました。申し訳ないことをした、と思いながら鉢に入れ直そうとしたらとっても根が詰まっていることに気がつきました。
お花もなんだかしょげている感じがして、このままではうまく成長してくれないかも、と思い、鉢の植え替えをしよう、と思いました。
調べてゆくうち、多肉植物の寄せ植えをしていらっしゃる方も多いことを知りました。せっかくなので、五つ子達も寄せ植えにしよう、と思いました。
新しいおうち(鉢)をダイソーで買って、土は多肉植物用のちょっといいやつにしました。
お引っ越しだよ、とか言いながら、ぱー子たちをもといた鉢から出してみると、空くん意外も、みんな思った以上に根っこが詰まっていました。空くんを倒してしまったことはショックだったけど、「わたしたち、こんなに成長してるんだよ」と、身をもって空くんは教えてくれたのかなと思いました。
空くんは植え替えする機会をくれたのかなと、思います。
寄せ植えはお世辞にも綺麗とは言えない仕上がりになったけど、新しいおうちにお引っ越しさせてあげることができて、そしてなにより、私自身が、植え替えをができるくらいの心の余裕を持てたことが嬉しかったです。
家に帰ると、どんなにしょげていてもこの子達がぱぁっと迎え入れてくれるのかなと思うと、私はぱー子達にたくさん助けてもらっているなと思います。だから、少しでも、私もぱー子達の支えになれたらいいな、なんて、植え替えをして感じました。とても豊かな時間でした。

いつもありかとう、ぱー子たちよ。

これからもよろしくね。
末長く。

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