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におい対策・その後

「零細町工場の社長」です。東大阪の町工場で裁断加工の仕事や、高品質なカッターマット『切られ役』を作って売ったりしています。

弊社が製造しているこのカッターマット、どういうコンセプトで作っているかと言うと・・・。「本気でカッターを使ってモノづくりを楽しんでいる/取り組んでいる人たち」に満足して使ってもらえる道具であればいいなと。

だからカッターマットの最も基本的で大切な機能である“切り心地”にかなりこだわって、素材や製造法を厳選しています。しかしその「素材由来のにおい」が気になる方には気になるという声が届いていました。

風通しの良い場所でしばらく置いておくと、その“におい”がかなり穏やかになることが分かって以降、においが気になるお客様にはそのような対処法をお願いしておりました。

しかし、以前の記事でも書いたように弊社の方でその対処を事前にしておきたいということで、導入したのがドライラックです。


空気を通せる50段の棚
1段につきマットを保管していきます

空気を通せるラックを弊社の工場で導入。そのラックにマットをしばらく日にちを置いて保管しておこうという作戦です。

そして1週間、その効果やいかに・・・。

こちらが上記のラックではなく、ただ平積みで保管しておいたマットです。たしかに“におい”は感じます。

そして・・・。

ラックで保管したマット

こちらがラックで1週間保管したマットです。どうです?明らかに違い生まれましたよね。よっぽど鼻を近づけないとにおいは感じません。わかりますか?

わかりやすいように左右で並べてみます。

歴然とした違いですよね

みなさんも鼻を近づけてにおいを嗅いでみてください。すぐ分かると思います。

下の方が、そう!対処していないマットです。そして上を嗅いでみてください。におい、かなり抑え込まれてますよね。目をつぶって交互に出されても100発100中で分かるくらいに“違い”が感じれますよね?

企業努力で、削れそうな製品の弱点はできるだけ洗い出して、ひとつひとつ潰していこうと決意を新たにしたのでした。

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