ちょうど良い量を作る
こんばんは「零細町工場の社長」です。モノづくりの街、東大阪で高品質なカッターマット『切られ役』を製造して、販売もしています。
6月に販売を開始して以降、本当にありがたいことに右肩上がりで売上が増えていっています。(とは言ってもまだまだ商売にはならない水準ですが)
現在販売しているのは、自社運営のオンラインストアとAmazonのみです。(取り扱ってくださる卸店さんや小売店さん募集中です!)
さて、本日のテーマは「生産量」と「在庫のバランス」についてです。
冒頭でも述べたように「右肩上がりなんやから、ガッと量作ったらええねん」という考え方があります。
というのも、追加生産を決めてから実際に製品ができあがるまでかなりタイムラグが生まれるんですね。
・生地屋さんに材料を発注(1〜2週間)
・生地を弊社で裁断し、プレス会社さんに納品しプレス(10日前後)
・プレスされた原板を弊社で各製品サイズに裁断(1日)
・印刷会社さんに納品し、印刷したものが弊社に届く(4〜7日)
どんなに短くても半月以上、普通に作ってたら1ヶ月弱はかかるわけです。
その間に、在庫が無くなってしまったらどうでしょうか?買いたいと思ったお客さんの手に渡らない、機会損失になってしまいますよね。
だから一気に量作って在庫をしておけば、そのリスクを回避できるというわけです。でも中長期に渡って何がどれだけ売れるかわからないですよね。誰にも。作りすぎたものが余るのは嫌です。
カッターマットは食品のように腐るものではないけれど、2年も3年も在庫してあった古い商品を新品として売るのは嫌ですね。どんな素材にだって経年変化はあるわけですから、なるべくなら製品として良い状態なものをお届けしたいです。
「カッターを使って本気でモノづくりをしている人たち」に向けた「愛される道具」を目指しているのでなおさらです。
だから在庫数を見ながら、ある程度の余裕をもって発注をかけるタイミングを見計らうようにしています。ですが、売れ行きが好調で今週に入りAmazonの在庫がグングン減っていきます。週頭の時点で次のロットはまだ印刷会社にやっと入ったというかなり危ない状況でした。
慌てて印刷会社さんや、取引先の方々に直接お願いをしてできるだけ“納期を巻けるよう”に手を尽くします。そしてようやく昨日弊社に製品が届いたので、一斉に袋詰に取り掛かります。そして配送会社の締切ギリギリでAmazonさんの倉庫に発送完了。
翌日無事届きましたが、サイズによっては「在庫数1」というかなり奇跡的なタイミングで納品に間に合いました。次からはもう少し余裕持って発注かけねばなと、ふんどしを締めて掛かる所存です。
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