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「23歳」の自分から変わったことはあるのだろうか? そして来年はどうする? 2023年12月2日の日記

2023年12月2日(土)

またも日記の間が空いてしまった。

このあいだなにをしていたのかというと、10月14日に大阪翻訳ミステリー読書会を開いたり、11月3日に前のエントリにも書いたけれど、大和文華館で「いぬねこ彩々展」に行ったり、11月26日に大阪ノンジャンル翻訳読書会に参加したりしていました。
(↓のnoteに翻訳ミステリー読書会のレポートをアップしています。ノンジャンル読書会の感想も書かねば)

そして気がつけば、もう12月。
毎日毎日、心を無にして会社に行っているうちに、一年が経とうとしている。虚無レシピならぬ虚無一年???

なんて思いつつ、radikoでFM COCOLOのGot You Osakaを聴いていると、DJのトータス松本が、先日亡くなったKANとの思い出を語り、2020年にKANが発表した「23歳」をかけていた。23歳の自分に現在の自分が語りかけている歌である。

23歳のぼくは大学の5年生
夢はもちろんロックミュージシャン
やみくもにがむしゃらにとっちらかってた日々は
意味不明で根拠もない変な自信に満ちていて
今じゃ到底考えられない ものすごいハイペースで
作るよ ずっと作ってた 月8曲くらい
続くよ きっと続くでしょう そうね20年くらい
いやもっと続くよ どこまでも 35年くらいは
そして気がつきゃ58歳

というのが歌詞の抜粋だが(歌詞の掲載って問題あるのかな? 個人のnoteだし許してもらいたい)、「そして気がつきゃ58歳」ってそのとおりだなとつくづく思う。まだ58歳じゃないけれど、きっと気がつきゃ58歳になり、68歳も78歳もあっという間に訪れるのだろう(生きていれば)。

23歳のころを思い返すと、「夢はもちろんロックミュージシャン」ではなかったので、いつも「次はなんの仕事(バイト)しようかなー」と考えつつ、ぴあやLマガを読んで行きたいライブの情報を見つけると、チケット取らねば、と発売日をメモして……

って、いまとぜんぜん変わってへんやん!!!

変わった点といえば、チケットを取る手段が、ぴあに電話 or 直接購入から、ぴあやeplus のサイトにログインして先行抽選に申し込み、になったことくらいである。
それ以外は恐ろしいほどなにも変わっていない。
もちろん自分や親の肉体の衰えや、マークとの出会いなどの変化はあるけれど、「なにかおもしろい仕事ないかなー」と「ライブの予定立てないと」以外、頭のなかになにもないという事実がそびえている。

真剣に目の前の現実を見つめ、自分もそろそろ落ち着かないといけないので、〇活しないと! といつになったら思えるのだろう。就活とか婚活とか……まあ、そのうち終活はするかもしれないが。

もういい歳なのだから、余計なことは考えずに、いまの自分が手にしているものや周囲の人々に感謝して、「置かれた場所」で咲くことがなにより大事――
ということはよくよくわかっているけれど、「なにかおもしろい仕事ないかなー」と考えていた23歳の自分が、いまも変わることなく息づいている。

そもそも、人生100年と考えると、たしかに半分に近づきつつあるけれど、200歳まで生きる! と決めてしまうと、まだ四分の一にも達していないということだ。

(ちなみに、「200歳まで生きる」という目標は、最近読んだ『成瀬は天下を取りにいく』から学びました。閉店した西武大津店を舞台とした青春小説です。というと、そんなところが青春小説の舞台になるの? と思われるかもしれませんが、なるのです。
成瀬と島崎のやりとりを見ていると、仲のいい女友達とつるんでいると、どんなことも怖くなかった十代の頃を思い出し、懐かしさと愛おしさを感じました。滋賀には西川貴教やダイアンだけではなく、成瀬がいるのだと、滋賀県民でなくとも心強く思える小説です)

そんなこんなで、まずは初心に戻ろうと、ひさびさにTOEICを受験しようと考えている。いまの会社に入ってからはTOEICを受けていないと思うので、およそ15年ぶり? サイトも様変わりしていて、すっかり浦島太郎状態だ。

しかも、もともと安くなかった受験料も、コロナ禍のどさくさで値上げしている。いや、どさくさというか、ライブのチケットもそうだけど、コロナの対応のための値上げなので仕方ないと思っていたが、コロナが5類になって落ち着いたと見做されるようになっても、元の値段に戻る気配はない。

というわけで、来年は「23歳」に戻った気持ちで、いろんなことを再びイチからはじめよう。そうして引っ越し先も見つけないと……(前にも書いたように、一応ずっと引っ越し先を探してはいるのだが、安住の地にはまだ出会えていない)

(KANとの思い出を語ったあとに、トータス松本が弾き語った曲。イベント〈風のハミング〉では、この曲で共演したとのこと。めっちゃいい曲!!)





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