見出し画像

女性に恋した話

この絵は私の初恋相手に描いたものです。
水曜日朝にいつも行くと彼女は喫茶店にいました。
当時17の時に出会った方で、彼女は29歳でした。

出会った頃は今でも忘れないです。
それは、ものすごく雨が降っていた朝で
学校の登校中に友達との待ち合わせが早かったので
雨宿りで喫茶店に立ち寄った時に入口付近の窓側の席で
このようなポーズで外を見ていました。

昔ながらの喫茶店だったのでお店の中は昔のジャズのレコードかかっていて
喫煙者がほとんどでした。そして客層も50-60代のおじちゃんばかりで
左手に新聞紙・タバコを持ち右手にコーヒーを持ってるレトロな雰囲気の場所でした。その中で彼女は一際目立っていて当時の私からはなぜか天使だと思えました。

店員さんに席を案内されたのですが
まさかの彼女の隣の席を案内されて私は動揺を隠せずいたら
”高校生がエスプレッソなんて飲むんだね”と話し掛けてきました。
綺麗なお姉さんに話しかけると同性でもドキドキするんですね。
挙動不審だった私の緊張を解くかのように話し掛けてくるのですが
時より見せる哀愁漂う表情に興味がどんどん湧いてきました。
そして彼女が先に行ってしまい、私のエスプレッソ代もお支払いして下さいました。

背伸びして頼んだエスプレッソはきっと彼女に憧れを抱いた、
いや違うそれが初恋なのかなと疑問を覚えた初めての出会いで
恋愛に性別も関係ないんだなと覚え大人の階段を登った感覚でした。

#初恋
#高校生
#同性恋愛


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?