見出し画像

【映画感想文】可愛いおばあちゃんになりたい 「カラフルな魔女:角野栄子の物語が生まれる暮らし」

子どもの頃、将来何になりたいか
母に聞いた事がある。

「可愛いおばあちゃんになりたい」

意味がよく分からなかった。

「誰だって、おばあちゃんになるじゃん」
「おばあちゃんに可愛いってカテゴリーある?」

そんな風にひねくれた気持ちで聞き流した。

でも不思議なことに、母の
「可愛いおばあちゃんになりたい」って
言葉はずーと心に中に残ってて
ふとした時に思い出す事が度々あった。


「カラフルな魔女」という映画を見に行った。

「可愛いおばあちゃん」がいたんです、
スクリーンの中に。

角野栄子さん、可愛いおばあちゃんでした〜
というより、むしろ妖精みたいでした

カラフルなワンピースを着て
個性的なメガネをかけて
イキイキとした様子で動き回り
ニコニコ笑う88歳の角野さん。

可愛いおばあちゃんの日常は:

朝10時から夕方5時まで毎日
PCに向かって本を書く。
自分が1番面白がって書いてるらしい。

夕方、散歩をしながら
街の人達や野良ネコと気ままに話す。

海岸で古い茶碗のかけらを見つけて
「面白いと思わない?『昔』がつまっている」
と、しみじみ。拾って帰る。

落書きしたスケッチブックをネタに
新しい本を作る。
若いイラストレーターや編集者との
コミュニケーションは飄々と。

角野さんは、人に勧められて
34才で初めて本を書いた。
そこで本を書く楽しさに目覚めた。

幸せになる魔法とは?と聞かれて
(人生を変える魔法とは?だったかも)

自分の好きなものを見つける。それが見つからない人もいる。
もし見つける事ができたら、しがみついて欲しい。

記憶のみに頼って書き起こしたので少し違うかもしれません


戦争とかブラジルでの言葉の壁とか
大変な経験もたくさんあったけど
「好きなもの」に出会って、しがみついて
可愛いおばあちゃんになったのかな。


実は最近、
「夢は、可愛いおばあちゃんなる」って
私にとっても、遠からずだと感じるのです。

昨年9月、
これからは1人1人の生徒さんと、
その人が本当に必要とする英語力を
その人らしい方法で身につけられる方法を
一緒に作っていく仕事をしていきたい、
と思って、雇われ英語コーチから
独立に向けて動き出しました。

note、メルマガ、契約関係、お金関係、
気がついていなかった仕事が思いのほか多くて
日々、ヒーヒー言っています。

それでも、決められたカリキュラムや教材に
縛られず、生徒さん自身の感覚と私の知識を
練り合わせてベストな方法を探すのは楽しい。

同列にするのは烏滸がましいけど
角野さんのように、
自分が1番面白がっているから
相手にも良いモノが届けられていると思う。

今日も、可愛いおばあちゃんに近づけたかな。


謝辞:
「カラフルな魔女」を観に行くキッカケをくれたのは
綾野つづみさんの映画感想文。

最近、自分の未来を考えることが増えてきた。できれば、オシャレに楽しく、ワクワクありたい。そのため、大先輩の皆様がどう暮らしていらっしゃるのか、めちゃくちゃ興味が湧いている。

綾野つづみさん【映画感想文】こんな風に人生を重ねていきたいなぁ - 『カラフルな魔女~角野栄子の物語が生まれる暮らし~』監督: 宮川麻里奈


可愛いおばあちゃんになるヒントを探しに
映画館に行ったのかもしれない


英語習得に役立つ情報配信中
メルマガ登録


この記事が参加している募集

映画感想文

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?