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謙虚なロックスターが、私のHEROになった夜 ~B’z LIVE-GYM Pleasure 2023感動体験記

この夏の ”最初で最後の涙” は、9/2(土)のNISSANスタジアムで流れた。

「わたしぃぃ、仕事ぉ…もっとがんばるぅぅ……(ガチ涙)」

がんばる、というか、がんばりたい。
自分の出来ることを、しっかり届けたい。

こんな気持ちになれたのは、B'z 松本さんと稲葉さんのおかげ。

このnoteは、B'zの35周年記念ツアー「B’z LIVE-GYM Pleasure 2023 -STARS-」に幸運にも誘ってもらえた素人の体験記である。
長年B'zを支えているファンのみなさまには到底及ばない経験と知識ではあるが、忘れられない感動体験をぜひ記録させてください。
※曲のネタバレはありませんが、MCと演出のネタバレをやや含みます

大御所ではない、 圧倒的現役トップランナー

B'zのデビューは、1988年。今年で35周年と聞けば「大御所感があるのかな〜」なんて思いがちだが、B'zには大御所感は一切ない。

ちなみに、「大御所」を辞書で調べてみると、こんな感じ。

すでに引退して表面に出ないが、その世界で大きな勢力をもっている人。また、その道の大家として大きな勢力をもつ人。

goo辞書 https://dictionary.goo.ne.jp/word/大御所/

ステージで見たB'zの姿には、引退とか、ピーク過ぎてるとか、おごった態度みたいな印象は一切ない。

むしろ、バリバリの現役感を発していた。

稲葉さんは、圧倒的に歌がうまい(語彙力の無さよ……涙)
突き抜ける高音ボイス。
スタジアムでも、マイク使わずに会場中にひびきわたる声量。
ステージはもちろん、アリーナを周回しながら歌い抜く体力。
引き締まった肉体。

稲葉さん、現在58歳とのこと。
この方は、どれだけの努力を積み重ねてきたんだ……。

松本さんのギターは、音色が伸びやかで壮大すぎる(語彙力……涙)
ひとたび演奏がはじまれば、スタジアム中が彼の手元に釘付けになる。
大袈裟なパフォーマンスでは無く、さりげなく弾き始めているのに、一瞬で場を制してしまう存在感たるや……。

松本さん、現在62歳とのこと。
先日、羽田空港で、超カッコいい音楽が流れていたんだけど、それは松本さんソロの新曲だったことに後で気づく。
この方は、すでにレジェンド級なのに、チャレンジャーでもあるのか……!驚愕。

年齢にこだわるつもりはないのだけど、人の体力って、年齢とともに衰えていくのは避けられない。

だからこそ、B'zの現役バリバリパフォーマンスを目の当たりにして、お二人のプロ意識の高さ、積み重ねてきたものの重みを感じざるをえない。

B'zのステージで、トップランナーの凄みをみた。


ロックスターから溢れる、謙虚と感謝の気持ち


加えて、度肝を抜かれたのが、お二人の人間性だ。

こんなに謙虚で、ファンへの感謝に溢れていて、
礼儀正しいロックスターが存在したなんて……!
心の底から驚き、感動した。

かつて、LIVEの感想に「謙虚」「感謝」「礼儀正しいロックスター」なんて言葉が羅列したことがあっただろうか。

素人なわたしとしては、ロックな方々のLIVEって「お前らいくぞーーー!」「歌えーーー!」「騒げーーー!」「うぉぉぉーーー!」みたいな感じなのかと思ってた。

それが音楽を楽しむスタイルで、カッコイイのだと思ってた。

でも、B'zは違うのだ。

「みなさん、いけますかー?」「歌えますかーー?」「ゆっくり最後まで悔いがないように楽しんでいってくださいーーー!」「最高でーーーす!」

え?! 
言葉が丁寧!!! すごく丁寧!!!

「みなさんのおかげです」「支えてくれて感謝しています」「ありがとうございます」

二人ともお辞儀が深いーーー。
所作が丁寧ーーー。 気持ち伝わるーーー。

「みなさんからエネルギーもらってます!」「みなさん、輝いてますよ!」

自己肯定感まで上げてくれるーーー!!!

「くれぐれも、気をつけて帰ってくださいねー!」

そんなことまで心配してくれるんですかぁぁぁーーー🥺

文章ではうまく言い表せないけど、すごいんですよ。
LIVEはもちろん盛り上がるけど、節々に発する言葉はずっと丁寧。
そして、お辞儀が毎回深くてキレイ。

心から感謝している人だからこそ、立ち居振る舞いの隅々までに感謝が溢れているのだと思う。

こんな謙虚なトップランナーが存在するなんて……。

いや、違うか。
この謙虚さが、きっとトップランナーたる所以なんだ。

あぁ、何てすごい人たちなのだろう。


本物のエンタメは、現実を生きるエネルギーをくれる


今回の「B’z LIVE-GYM Pleasure 2023 -STARS-」の演出は凄まじかった。映像も、炎も、花火も、曲に合わせて登場するいろんな装置も……どれもB’zの世界観を彩るすばらしいものだった。

エンターテイメントって、すばらしくなればなるほど、どこか非日常な感覚が生まれる。「終わってほしくない!」「現実を忘れられる!」みたいな、現実逃避になることもあるけど、それで終わってしまうと現実がより一層辛くなる。

だから、エンターテイメントの最後は、現実に戻って「自分の世界を生きていこう!」と思うポジティブなエネルギー状態でいるのが理想だと思う。

B’zのLIVEの終演後には、『ひとりじゃないから-Theme Of LIVE-GYM-』という曲が流れる。
これは、LIVEのエンディングテーマみたいな曲で、B’zのお二人がステージで最後の挨拶をしながら、会場全体で一緒に歌う恒例の一曲。

その歌詞が、会場の一人ひとりに寄り添っていて、すごくあたたかい。

楽しいことばかりが続けば どれほどすばらしいことだろう
あぁ ときどき考えこんでしまうのは 誰もが一緒だ
ひとりじゃないから 生きてゆける
明日は ここを 離れていても
ひとりじゃないから 泣いたりもする
私は あなたの そばにいる
夢を思い出す この街で叫ぼう ◯◯(地名)
ラララ・・・

B’z『ひとりじゃないから-Theme Of LIVE-GYM-』 歌詞

これが、夢のようなLIVEの終わりに流れる。
なんて優しいエールなのでしょう。

そういえば、MCで稲葉さんがこんなことを言っていたっけ。

「相手に希望やエネルギーを与える人をヒーローだと思うんです。つまり、みなさんはわたしたちのヒーローなんです!」

B'zにとってのファンの存在を、こんな素敵に表現してくれた稲葉さん。

でも、いま、わたしは確信しました。

B'zこそが、ヒーローだ。

夢のような時間から一夜明け、
NISSANスタジアムでもらった物凄いエネルギーを受けて、わたしは今日も生きていきます。

ありがとうございました。


◉ B'zのライブは、昨年デビューしており、そのときの感動はこちらのnoteにも書いてあります。

当時も感動したけれど、今回はさらにB'zのことを調べて参加できた & コロナ明けで声出しもでき一体となって楽しめたこともあり、感動が倍増でした!

B’z LIVE-GYM Pleasure 2023、最後まで無事に走り抜けられますように!


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