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文学フリマ東京38までにもう一冊作る

入稿完了。文フリに向けて全てが終わった……。

 4月30日9時、しまや出版の早割15%締め切り。
 売れば売るほど赤が出る弱小サークルの僕らにとって、割引は喉から手が出るほど欲しいものである。
 前回は余裕で間に合ったのだが、今回はどうなるか……と思っていたが、意外とあっさり皆原稿を完了させたし、表紙にカバーも前回の流用という事でサクッと作り終わった。
 ゴールデンウイーク中日の29日、僕らは入稿を済ませ、印刷所のチェックも終えて、あとは当日に届くのを待つだけ。あとは何もする事は無い。これで文学フリマに向けた僕らの戦いは終わった……。はずだった。

なんか足りねえよなあ?

 確かに僕らは本を作った。作ったのだが1冊である。前回作った「ウサギのココロ」は売り切ってしまったし、増刷するには予算が無い。なんたって4万近くのお金を既に使っているのだ。さらに倍でドーン! とは中々いかないのである。うちのメンバーは社会人4人だが、やはり金銭的に厳しい。
 しかし1冊では流石に売り場が寂しい。そこで前回と同じように無料配布でも作ろうかという話になった。しかし、無料配布は体感として読まれる割合が大分少ない。やはり無料というだけで、チラシと同じ扱いになってしまう。そこにいくら良い作品が書いてあったとしてもだ。
 なので、作るならばお金を貰い、しっかりと売るべきだろうという結論に至った。その分作る予算にも回せるし、一石二鳥だ。
 そう決めたらあとは早かった。5月の頭から、色々と制作に向けて着手し始めた。

色々考えた結果

 また、今回追加で作る本は、新たに入ったメンバーのお披露目も兼ねることにした。メインである文庫本の締め切りには別の合同誌に参加の予定があったため間に合わなかったが、こちらなら何とか間に合うだろうとという事で、追加本用の原稿を書いてもらっている。
 言い出しっぺである自分もしっかり載せる作品を書いた。文庫本の方は1万3千文字、こっちは1万文字なので、同じくらい気合いが入っているかもしれない。
 タイトルも色々あって「OverDrive」に決まった。ギターの歪み(ひずみ)を作り出すエフェクターになぞらえて付けたこのタイトル。表題作みたいなものもあったりするのだが、全部の作品が「歪み」の意味に通じるものがあって、何かいい感じに収まったのでこのタイトルになった。

と、言うわけで

 小冊子「OverDrive」、鋭意制作中です。値段はコピー本らしく100円くらいになるかなーと思っています。どこで刷るかですが、セブンイレブンを最初は考えていたのですが、地元にキンコーズがある事が判明したので、そちらに行こうかなと思っています。中綴じ作業面倒くさいしね。
 キンコーズなら表紙をカラーにするだけじゃなく、用紙も変えられるみたいなので、結構楽しみにしてる自分がいます。やっぱ作るのって楽しいね。
 仕上がったら報告しますので、それまでしばしお待ちを。楽しみだ~。

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