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バークの悲劇。デスベランダふたたび?

栽培キットのきゅうりの危機

半月前に植えたミニきゅうり。
一抹の不安を抱えながら付属のバーク用土と、
なけなしのリフォレスト土で栽培を始め、
丸1週間経ってようやく発芽しました。

その後3粒あった種のうち、2粒目が発芽。
そしてなぜか同じ八に見覚えのない朝顔が生えて来て
このまま楽しいきゅうりライフが送れると思っていたのです。

ところが3日前の季節かはずれの寒気のためか
最初の芽が萎れてしまいました。

リフォレスター実験を始めてから
新芽の段階で植物がしおれることは一度もなかったし、
発芽に時間がかかっただけあって、
本葉が顔を出した時にはどれだけ喜んだことか!

しかし、やっぱりこのベランダでは
バーク用土は難しいのかもしれません。
足したリフォレストした土も全体の10%もなかったしなぁ。
やっぱりあの量じゃダメなのかもしれないな。

リフォレストした土とバーク用度の決定的な違い

微生物資材と鶏糞に含まれる微生物がたっぷり入った
リフォレスターの土とバーク用度の決定的な違いは
土の呼吸と温度と湿度の大きな違いにあるようです。

リフォレスターでリフォレスト(土育)した土の特徴は
・土の温度が一定であること
・土からは常にバイオガスが発生し、土の表面温度が下がりすぎないこと
・バイオガスが発生すると同時に新鮮な空気が土に取り込まれること
・微生物を嫌って虫が発生しにくいこと
があります。

特に土の中の温度と湿度は常に植物にとって適温になるらしく、
過去2年、実験のためにわざわざ選んで植えた「ひょろひょろ苗」達でさえ
丈夫に育って来た実績があります。

以前バーク用土で植物を栽培した際には土が
極端な乾燥と湿度の変化に耐えられず次々と枯れていった悲劇は、
ここに来て再び蘇ってしまいました。

リフォレスターのリカバー状態が良くないのでカルスを投入

今から土自体を入れ替えることはできません。
それは今リフォレスターに入れている土は
1号器も3号器も米糠リカバーで麹菌がほとんど生き残っていない状態だと
わかっていて、今日カルスを投入する予定だったからです。

カルス投入直後の1号器と3号器

この古い土はほぼ1年、不耕起で植物を栽培して来たもので
そもそもカルスの微生物は大部分が消滅していると予測され
やっぱり、米糠リカバーでも同様の結果が出ていたものでした。

通常でも最低年1回はカルスを入れないと
リフォレスターはリサイクルサイクルが難しいということがよくわかります。

それでも、残ったきゅうりを守るため、
カルスを混ぜ込んだ土を少しですがきゅうりに足しました。

リフォレストした土を足す。

応急処置でリフォレスト途中の土を足すけど……

.きゅうりの土の中の温度を必要以上に下げさせないため、
リフォレスト途中の土を上から2センチ程度足しましたが、
これも賭けではあります。

なぜなら、バーク用土はカルスにとっては、全部がご馳走。
つまり、餌です。
今の状態ではいずれきゅうりの根の周りから
バークはカルスの微生物たちに食べられてゆき、
やがてバーク用度の部分だけ地盤沈下を起こしてしまいかねません。

リフォレスターの土は、この陽気であれば2週間あれば
投入した野菜くずを分解するでしょうし、
今回はバナナの皮を入れてもいるので短時間であっても
ベストではないけれど、ある程度の栄養価は期待できると思います。
でも、2週間。

それまできゅうりがバークの分解に耐えてくれればと思うけど、
これだけは神のみぞ知るなのかもしれません。


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