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育苗か買苗か、ベランダ菜園の正義とは?

栽培キットのミニきゅうり。
こんばんは季節外れの寒い夜になるそうなので
早々に家の中に取り込みました。

そこでふと思ったのですが、
ミニきゅうりに対してここまで神経を尖らせている理由と
私のベランダ菜園に対する考え方について
書いておきたいと思いました。

ベランダで土を再生し、植物を育てるための正義とは?

そもそもリフォレスターそのものに対する考え方の根底にある考え方とは、

”ある程度、どんなベランダでも
ご近所迷惑になることなく、
とにかく気軽にズボラでも土いじりを楽しめること。
尚且つ、ほんの少しかもしれないけれど、
無理なく環境にやさしい活動ができること。”

ここまででもてんこ盛りなんだけど、
これにプラス、植物が健康に育つという豪華なおまけがつくわけで、
ここまで欲張ることこそがリフォレスターの正義だと思っているんです。

もう一つ、育てる野菜について、思っていることがあって
それができるだけ販売されている育苗した苗を使うことを勧めたい
ということなんです。
なぜなら、ベランダ菜園の正義とは、
とにかく植物がきちんと丈夫に育つこと。この1点に尽きるからです。

それは、ベランダという環境が地面の畑栽培とは根本的な違いがあって
特にベランダの環境というのは
過酷じゃないところを探す方が難しいという、
いわば初手から負け組と言って過言ではないからです。

今回のミニきゅうりに神経を使う理由もここにあって、
ベランダで種から栽培するものは、
今のところ豆類と葉物以外は根元に不安が残ります。
現にミニきゅうりの最初の双葉はたった一晩の寒気で萎れてしまいました。

自宅での種から栽培の難しさもそうですが、
地植えであってもやはり種から栽培は失敗がしやすいというのは
半ば常識かと思います。

この問題に対して、近年の種苗会社の接木の育びょう苗は本当にすごい。POPに「本気の」とか「強ベジ」とか付けてしまうくらい、
土台となる植物の剪定や品種改良、接木の精度は
年々目覚ましく向上しています。

メーカーの本気は素直に受け取りたい。それがベランダーの正義だと思う。

リフォレスターで初めて栽培したミニトマトは
デルモンテ社製の育苗でしたが、
その中でもどう見ても一番弱そうな苗を植えました。
この苗は流石に弱そうだっただけあって、台風で幹が折れ、
日照不足でどこかひょろひょろと間延びした草でしたが
それでも病気や虫に強く、全く枯れることなく、
一株で100個ほどの実を収穫することができました。

それだけでなく、青いまま落ちた実から芽が出て
それもまた育つという快挙まで起こしました。

その時になって初めて種苗メーカーの現在地を知りたくなって
カゴメ、タキイ、サカタ、デルモンテ、その他マイナーメーカーなどの
カタログや企業の種苗の開発について調べはじめました。
この辺りはまた長くなってしまうので割愛するとして、
一言で言えば、メーカーはとにかく本気すぎるほど本気でした。

ならば、たとえ土が良質になったとしても、
ベランダで枯れにくい環境になったとしても、
限りなく成功率を上げるため、メーカーの本気の苗を使うことこそが
ベランダ菜園を楽しむ上での正義ではないかと、私は思うのです。

そして、苗が手に入らないものだけ種から育てる。
なぜって、型にはまることよりも
個人で楽しむことならば、限りなく楽しめる方にシフトした方が
喜びは大きいものでしょ?
セオリーだけが正解じゃないし、正解は”どれだけ楽しく、楽しかったか”。
それが私が考えるベランダ菜園の正義なのです。^^


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