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ベランダに来る虫、嫌な奴もいるけど、待ってる虫もいる。

デスベランダの頃からしぶとく生き残る植物

我がベランダには樹木が3本あります。
2本は山椒、そして金柑。
デスベランダの頃、山椒は真夏と冬の年に2回葉を落とすという
まさにデスに適応した生き残り方をしていました。
金柑もまた、春と秋の年2回花を咲かせる離れ業で生き残って来ました。

そんな強者に対して、
毎年決まってやってくるのがキアゲハです。
本来なら排除するのが木のためなのでしょうが、
近年蝶でさえも住みづらいこの環境で、
こんな高い場所までわざわざ頑張ってやってくる
そのけなげさから、かなりの葉を食べられたとしても
ついつい見逃して来ています。

羽化するまでも過酷なアゲハ

実は、運良く蛹になって羽化まで行けても
このベランダから安全に飛び立てるわけではありません。
その日、もし、窓を網戸にして寝ていたら、
猫隊長はわずかな音に反応して自分で網戸を開けて
ベランダへ出てしまいます。
運悪く猫隊長に見つかってしまえば、逃れるすべはないのです。

この冬は2羽が猫隊長の防衛ラインを越えられませんでした。

そんな危険を知ってか知らずか
アゲハは毎年ここへ卵を産みにやって来ます。

リフォレストした土を使ってからは、余裕を持って食べまくり。

一昨年からは木の土も全てリフォレストした土に変えました。
その効果はテキメンで、植え替え以降、
葉を枯らすことなく真夏の酷暑を越えることができています。

今年の冬も大胆に剪定しましたが、
今現在、3本ともいい感じに茂ってくれています。
いえ、ちょっとばかり茂りすぎ。

あまりにもっさりして来たので今週1回目の剪定をしようとしたところ、
いつもより多めの4匹のアゲハの幼虫がついているのを見つけました。
ざっと見ただけなので、もう少し多いかもしれませんし、
これから増えるかもしれません。

どうせ剪定してしまう葉なので、
今回は切らずにそのままにしておくことにします。

この夏は何匹無事に飛び立ってくれるかわかりませんし、
ほとんどが私が気づかない間に羽化するので
見送ることも多分ないけど、
一羽でも良いので無事に生き延びてくれればいいなと思います。


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