タクシー
とある地方のとある駅。
とある日の午後、一人の男が電車に乗ってやってきた。
その駅に降りたのは男ひとり。
男は改札を抜け、駅前に出る。
天気は暑くもなく寒くもなく、良いとも悪いとも言えないような天気。
良く言えば過ごしやすい日。
悪く言えば…。
そんな事を考えながら男はタクシー乗り場へ歩いていく。
乗降客も多くはないせいか、人影は少ない。
乗り場には1台だけタクシーが待機していた。
男はあらかじめ開いていたドアから後部座席に乗り込んだ。
「◯◯町まで」
男が運転手にそう告げる。
ベテランと思われる初老の運転手は
「承知しました」
そう応えるとタクシーはドアを閉めて静かに走り出した。
車窓から見える景色は少しずつ変っていく。少しだけ賑やかな町並みから少しずつ住宅街へ、遠くには山々が見える方へ進んでいく。
男はこの先に起こることの結末について考えると不安に感じながら、しかしながら静かにそんな景色を眺めていた。
タクシーは10分程走っただろうか。
運転手がバックミラーで男を見ながら口を開いた。
「お客さん、もうすぐですけどこの先はどう行けばいいですかね?」
少し考えてから男は真剣な口調でゆっくりと答えた。
「この先の、あそこの所を曲がってあっちの方へ行ってくれ」
えーっと…
それってどこですか?
タクシーは停まらない。
なんのはなしですか
また描いた。
描いてしまった。
この展開(オチ)、2回目。
ちなみに前回は↓
大体さ、なんとかシリーズとかって1作目はそこそこ受けて、調子に乗って2作目出すと比べられるからなのか概ねダメって言うかさ、厳し目な評価を受けることって多いじゃん。
ドラクエやスーパーマリオとか。
スターウォーズだって。
もっと言えば徳川家だって2代目ってパッとしないイメージじゃん。
(どれもそこそこではなくてメチャメチャ評価高いから比べるのは失礼なんだけど。あくまで比喩ね、比喩)
2匹目のドジョウってそんなもんだよね。
だからね、こんなんでいいんだよ。
いいの、いいの、別に。
これはこれ。
次だよ、次!
次が良ければいいんだよ!!
…えっ?
次って何?
無理無理無理無理。
もうネタないけど。
今回だって完全な思いつきだし。
ハードル上げているわけじゃないけど、ホントこれっきしだから。
もう出涸らしだから。
次があったら…。
どうかな?
いや、無い。
ホントに。
マジ無理。
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