見出し画像

TMR/abs/TNNKの違い解説【TMR編】

T.M.Revolutionのはじまりについてはこちらの記事で書かせていただきましたので、今回は「いったい何がTMRたらしめているのか?」ということを書いていきたいと思います。

T.M.Revolutionと言えば、ズバリこれ!
この三位一体の布陣が織り成す世界が『T.M.Revolution』なのです。

・浅倉大介(曲)
・井上秋緒(詞)
・西川貴教(ボーカル)

浅倉大介さんは、言わずと知れた音楽プロデューサーですよね。accessというユニットで活動していましたが1995年に活動を休止、その後プロデュース活動を開始していきます。そんな時に西川さんと出会い、浅倉さんトータル・プロデュースによるソロプロジェクト「T.M.Revolution」が始まりました。
※16枚目のシングル「Out Of Orbit 〜Triple ZERO〜」以降は西川さん自身のセルフプロデュースとなり、浅倉さんからは楽曲提供のみとなっています。

浅倉さんと井上さんはaccessの頃から一緒にお仕事をされています。
この記事を書くにあたって井上さんが作詞を手掛けたaccessの楽曲を調べましたが、私が好きな曲の詞を何曲も書いておられました……!

そして、このお二人が生み出す楽曲を西川さんが歌い上げる。時には歌を乗りこなす、そんな表現がしっくりくる時さえあります。

では、『TMRらしさ』とは具体的に何を指すのでしょうか?
私が思うに、こちらではないかと。

①キャッチーなメロディー
②「言葉力」のある歌詞
③パワフルな声と圧倒的な歌唱力

例えば、有名どころである「HIGH PRESSURE」「WHITE BREATH」「HOT LIMIT」。きっと、すぐにメロディーラインが思い浮かぶと思います。
そしてそれぞれの歌詞がこちら。

カラダを夏にシテ カゲキに さあ行こう
夏を制する者だけが 恋を制する
もう覚悟を決めちゃって

HIGH PRESSURE
作詞:井上 秋緒

凍えそうな 季節に君は
愛を どーこー云うの?

そんなん どーだっていいから
冬のせいにして 暖め合おう

WHITE BREATH
作詞:井上 秋緒

Yo! Say 夏が 胸を刺激する
ナマ足 魅惑のマーメイド
出すとこ出して たわわになったら
宝物の恋は やれっ 爽快っ

HOT LIMIT
作詞:井上 秋緒

遊び心満載のインパクトの強い歌詞ですよね。耳で聴いても印象に残りますし、文字で見ると尚更です。
この詞をキャッチーなメロディーに乗せ、西川さんが「声量おばけ」とも呼ばれるパワフルな声と、持ち前の歌唱力で歌いこなしていくのです。

また、前回T.M.Revolutionを『様式美の安定感』と表現しましたが、その所以はこちら。これまであまりT.M.Revolutionの楽曲に触れていなかったとしても、ライブで数曲聴いているうちに、何となく傾向が掴めてくる。腕の振りどころも解ってくる。そして、ライブが終わる頃には大盛りあがりで楽しむことができる。

これらを全部ひっくるめて『TMRらしさ』と言うことができるのではないでしょうか。

では、次回は【abs編】です!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?