66 丁寧に書く

◆ 66 丁寧に書く
接客では、お客様の前で文字を書くシーンがあります。お名前をメモする、その他伝票の処理の際などです。
このような場面で、丁寧に書くという仕草がお客様の好感を呼びます。
書道の有段者のように書きましょうというのではありません。上手にではなく、「丁寧に」です。しかも、素早く!
お客様のお名前、あるいは言葉を乱暴に書くのは、そのまま、お客様に対して雑に対応している印象を与えます。ですから、丁寧に書きましょう。
伝票などでは、数字の表記も間違いのないようにきちんと書きます。フランス語では、7を書くとき、真ん中に横棒が入ります。これも1との区別を明確にするためです。
とくにお直しなどの伝票は、読みやすい字を心がけます。
字というのは、不思議なもので、その人の心の有り様が、字面に表れます。最近は、手書きの機会が減り、「ツール」での変換作業に慣れてしまっているので、「字面」にこだわる習慣がうすれています。
お客様の目に留まるものに字を書くときは、十分に気をつけましょう。
研修では、必ずお話ししますが、ペンの持ち方も?な方が増えています。字を書くときに、お客様の目線は、あなたの手元に移ることも多いのですから、ペンの持ち方も美しさを大切にしましょう。きれいな持ち方は、実はムリのない姿勢なので、丁寧に見える字を書くのに向いています!
テレビで、美しいと評判の女優さんが、?な箸の持ち方をしていて、「美人台無し!」と思ったことがあります。

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