ポジショニング=立ち位置(3-2)

あなたは相手と話をするとき、右側に立ちますか?それとも左側?「そんなこと意識していないなぁ」という人が多いのでは?映画や舞台で役者の立ち位置が重要であるのと同じように、日常でも大切です。そんな立ち位置のポイントです。
初めての相手と最初に挨拶を交わすときは、「礼儀正しい」作法として、きちんと正面で向かい合いましょう。ただし、緊張を伴いますから、長い時間は不適切です。さりげなく、斜め45度に位置取りを変えます。この時に、できれば、相手の右側に立ちます。このほうが相手の緊張がほぐれるようです。心臓から遠いからともいわれますが、むしろ「右利き」が多く、感覚的に防衛しやすい安心感が働くのではと思います。互いに正面をさえぎらない位置関係なので、気持ちもオープンになります。通常、会話をするときに適しています。
さらに、一歩積極的にリレーションをつくりたいなら、お客様の横にポジションを取ります。サイドの関係です。テラスカフェの椅子の並べ方を思い出してください。椅子は横に並んで、通りに向いています。これは、同じ景色をみながらの楽しい語らい時間を演出しています。横に並んで手をつなぐのも楽しいですよね。親に手を引かれて歩く、友達と手をつないでスキップする。子供の頃から、横に並ぶのは楽しいことという記憶を積み重ねています。
相手とは正面→斜め→横の順で立ち位置をコントロールしていきます。同じ景色を観る、同じ方向を見ることが、心地よい関係を生みます。

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