心理的安全性(2-1)

「人にはタイプがある」ことを理解したうえで、「良い人間関係」をつくるステップに進みます。最初に、相手が感じている「不安要素」を知る必要があります。具体的には、下記の4つが代表的なものです。
1.無知だと思われたくない
2.無能だと思われたくない
3.ネガティブだと思われたくない
4.邪魔者と思われたくない
これらがない状態が相手が求めているもので、「心理的安全性」と言いますます。安心して、信頼して、のびのびといられる環境。ストレスがより少ない環境は、たくさんのメリットを引き起こします。
・思考が明晰になる
・意見の対立が受入れられる
・失敗が緩和される
・改善意欲が高くなる
・達成意欲が刺激される
・責任ある行動をとるようになる
それでも、人間関係がうまくいかないときはあります。何かの理由で、心理的安全性が脅かされている状態です。「うまくいっていない」負のエネルギーをプラスに変える働きかけはできます。
1.初頭効果を狙う。
一緒に素敵な時間、愉しい瞬間を体験できる場所にでかける。ディズニーランドで一日過ごすなどというのもいいと思います。つまり、「新しい初頭効果」をみつけることです。
2.同調効果を活かす。
相手とのネガティブな会話を一掃します。そして、相手のタイプに寄り添う言葉を選び、相手の口調・スピードに合わせます。そして相手の感想、気持ちを聞きだすようにします。「楽しい」「チャレンジ」「やる気」など顔が上がる言葉をたくさん使います。
3.シンクロニー効果を利用する。
上記の二つの試みを真剣にやっていれば、自然にあなた自身の表情が明るくなり、前向きな印象に変わってきます。そしてその表情が相手に移っていきます。シンクロニー効果の「種」になっているのです。
焦らず、でも諦めず、飽きずに!
マインドプロセス・マネジメント術です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?