相槌の達人になる(6-1)

会話は聞き役に徹するのがポイントと話しました。そこで、聞き役上手になる「相槌」のスキルをアドバイスします。会話力で大切なのは、「話す力」よりも、「聞く(聴く)力」です。それが、「相槌の達人」になるステップをお教えします。
STEP1 オウム返しの相槌
普段のおしゃべりでも、ただ、「聞いている」のでは、会話が盛り上がりません。リズムの良い人は、自然に「わかる、わかる」「あるよね、そういうこと」などいろいろな頷き=相槌を使っています。その最初のステップがオウム返しの相槌です。これは、「相手の言葉をそのまま返す」相槌の打ちかたです。
「いいお天気ですね」
「はい、いいお天気ですね」と返す方法です。まず最初は、ここからスタートです。
STEP2 違う言葉での相槌
次のステップは、相手が言ったことを違う言葉で返す相槌です。
「いいお天気ですね」
「はい、青空がとてもきれいですね」などと返します。
「はい、風がとてもさわやかですね」
「はい、日中は25度くらいまで気温があがるそうです」など、相手のタイプを意識すると、より効果的な相槌になります。(タイプ対応参照)
STEP3 相手の心に響く相槌
さらに好感を持たれるのは、相手の心に響く相槌です。相手が、「そうよね!」といいたくなるような相槌です。
「いいお天気ですね」
「はい、こんな日は、仕事なんか放り出して、どこかに出かけたくなりますね!」
「はい、カフェのテラスでコーヒーでも飲みながら、ゆっくりと時間を過ごしたくなります」など。
日々の様々なことに関心を持ち、自分の気持ちを揺り動かす習慣を持つと、相槌が上手くなります。

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