54 中央什器のセッティング

◆ 54 中央什器のセッティング
【ファッション】
お客様に商品をお見せする際、コーディネートテーブルがあるといいのですが、ほとんどの店は、中欧什器の上を代用しています。
お店によっては、鏡を利用するお客様のバッグなどを置いてもらったりもします。
レジカウンターのセッティングでも触れましたが、商品を重ねたりすると、細かい繊維が落ちます。それが静電気などの作用で、付いてしまいます。
また、バッグを置いた後に、服を広げるのもすこし気遣いが足りません。お客様のバッグが汚れているか、どうかではなく、感覚の問題です。
一人のお客様の接客が終わったら、きれいなダスターで乾拭きする習慣をつけます。これも、次のお客様に気持ちよく買い物を楽しんでいただく準備です。同時に、自分の仕事の始末をつけるという躾です。
汚れているから清掃するのは、開店前や閉店後です。日中は、お客様が安心して利用できるようにセッティングするのが目的です。
実は、商品整理も同様です。乱れたから直す場合もあります。それだけではなく、一度商品を開いて、空気にふれさせて、空気を包み込むようにたたみなおす。そうやって、整えることで、きちんと感が漂います。
商品整理は、何度やっても良い。ハンガーの場合は、ハンガーの向きと間隔を整えます。
お客様が戻したものを、すぐに商品整理する店があります。これは失礼です。お客様が商品から離れて、お客様の身体が違うゾーンに移動してからにします。

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