4 スタッフのタイプと売場

◆ 4 スタッフのタイプと売場
「タイプ別」の考え方については、接客(知識・会話編=78~97)で詳しく説明しているので、参照してください。
お客様にもタイプがあるように、スタッフにもあてはまります。そして、このことについて、ちょっと気をつけてほしいことを書いておきます。
この分類は、持って生まれたものではなく、生活する環境によって、変化をします。その時の自分の「タイプ」に好ましい物事に惹かれる傾向が見られます。
たとえば、ライフスタイル提案型の雑貨店というのは、よく言われる「癒し」の雰囲気が漂います。
そうなると、自然に感覚タイプのスタッフが集まるようになります。
スタッフ達が、店の雰囲気に居心地の良さを感じてしまい、どこかのんびりと、ほんわかした表情に落ちついてしまうことがあります。
視覚タイプのスタッフが、こうした店を希望することは、少ないようです。また、希望して、入った場合でも、いつのまにか感覚タイプになっていくケースがみられます。
お客様も、感覚モードで来店されることが多いので、同じタイプで共感性は強くなりますが、スタッフであるという自覚を持たなければ、仕事のスピード感やメリハリなどが薄れてしまう危険があります。
同じように、視覚タイプのスタッフはスタイリッシュなブランドに集まる傾向があります。これも同じように、気をつけなければ、飽きっぽいところがでたり、仕事の始末が雑になることがあります。
タイプは、どれがいい、悪いということはありません。ただ、スタッフであることを忘れると、強みではなく、弱みが見えることになるので、要注意!

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