人は、一人ひとり違うもの(1-5)

自己診断はいかがでしたか?なかには、4-5-5というようなバランス型でも、直感的にすばやく選んだ答えがある場合、その傾向が強いといえます。ちょっと話しただけで、とても気が合う人がいる。それは、きっと同じタイプ。関心をもつ話題が同じ、感じ方も似ている、口調・スピードも一緒だから、好感が持てる。心地が良いなと思い込んでしまう。
反対に、どうもしっくりこない、ウマが合わない人がいる。それは、タイプが違うからです。たとえば、視覚タイプの話し方は展開が早く、一つひとつきちんとしたい感覚タイプにはついていけない。逆に、視覚タイプには感覚タイプのスピードがじれったい。聴覚タイプは、ちょうど中間くらいの感じです。
コミュニケーションが苦手という人が多いのですが、「タイプ」が違うことが理由の一つと分かれば、気持ちが楽になりませんか?この頃、ビジネスシーンでは、「心理的安全性」という言葉をよく見かけます。これに関しても、まずは「相手」との最小単位の関係性で、「相手」を傷つけないような、気持ちが良いと思う働きかけを意識しましょうというアドバイスが多い。ですが、肝心の「タイプ」特性を無視しては、却ってストレスを生んでしまいます。
「タイプ」があることを知り、まず、自分の傾向をきちんと知り、つぎに相手のタイプを知らせるサインに興味を持てばいい。ほら、自分を知ることで不安が減り、相手に関心を持つことで、もう自然なコミュニケーションの芽がでています。子供が、無邪気に関係をシェアする感じに似ています。


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