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生きるためのフレーズを見つけるということ

還暦にチャートインしたおかげで、自分の「今ここ」が明確になった気がする。…僕は「何事も無理せずほどほどに」と「何事も無邪気に楽しむ」の両翼を得た。

朝日新聞土曜版BE 2024.1.13

 今朝の「朝日新聞土曜版BE」に載った亀田誠治さんの連載「きっと大丈夫」の一文です。

 昨日『不安のメカニズム』という本を読んでいたのですが、それと重なる気がしました。

正面から向き合う、受け入れる、(ふんわり)浮かんで(「不安」を)通り過ぎる、時間が経つのに任せる、(略)そして「新しい声」を見つける

p.342『不安のメカニズム』

  亀田誠治さんは、不安症とかそういうことはないのですが、2つの言葉に行きついて、これからの人生その言葉を指標にして生きようとされています。
 また『不安のメカニズム』でも、立ち直るために「新しい言葉を得る」ようにと言っています。
 自分で生きるための指針となる言葉を得られるということは、とても勇気づけられることではないかと思いました。

 「そんなこと言ってもウツで(または、不安がひどく)言葉など思いつかない」という人のために、本の後書きにはこう書かれています。

本の中で響く言葉があれば、ぜひ拾い出してください。
「大丈夫、安心してください。これ以上悪くはなりません。きっと回復します…。」
 ただ呪文のように言い続けて下さい。

監修者 森津純子

 決めた言葉を誰に言わなくとも、しばらく心の中のお守りとして心に響かせて、自分自身の変化を見ていきたいです。そして新聞で真っすぐにお気持ちを語って下さった亀田誠治さんにとても共感しています。

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