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【理学療法士】肩書きが通用しない場所で @ 異業種交流会の思い出

大学院で学んだ疫学・公衆衛生学の知識を元に、健康的な社会を作りたい理学療法士のジローです。

今日は、地域の経営者、有力者が一同に集まる異業種交流会があるという噂を聞きつけて潜入してきました。

昼間に講演会があり、その後に食事会が設定されており、お金を払えば一応誰でも参加OKとのことでしたので堂々と潜入してきました。


‖  なぜ、異業種交流会に行こうと思った?


私の最終目標は、「健康的な社会を作りたい」という事です。
病院の中だけでなく、地域に根ざして活躍されている企業などと一緒に歩みを進めることが重要と考えているからです。

企業の皆さんも、良い街・良い社会にしたいと日々努力をされていますので、それは私たち医療従事者も一緒です。

企業と医療従事者が持つ知識やノウハウがブレンドすると、より良いイノベーションが起きるのではないかと思っているからです。

40歳になったので、「ちょっと大人の社交場ってどんなモンよ」って、社会見学も兼ねてです。本当に医療業界しか知りませんからね。


‖  行ってみてどうだった?


学会や研修会などでは、食事会・懇親会がセットになっている事もあります。

私は地域でも、そこそこ大きい病院の中間管理職ですし、地域での仕事も多く請け負ってきました。

「ジローさん、いつもお世話になっております」
「最近、いかがですか?」

ジ:「最近のご活躍を聞いていますよ」
 「患者さんへのアプローチで、こういった面で困りますよね」
 「新しく、●●の方針になるそうですよ」

話は弾みますし、良い情報をゲットできます。

初対面であっても、私の肩書きや、研究内容・講演などで間接的に知ってくれている人から声をかけられるのが普通です。




しかし、今日の異業種交流会は、、、、


完全に場違いだった。

皆、マーケティングや、どのように事業を大きくしていくかと言った話で。

先方:「あなたは誰ですか?」

ジ:「●●リハビリ病院のジローと申します」

先方:「そんな病院あったかな?」
   「リハビリって何するの?」

ジ:「リハビリって、、、リハビリです」

先方:「そうですか。ま、頑張って下さい。では。」

まあ、会話が弾まない、弾まない
お互いの背景知識が無いと、会話も辛いものです。

向こうも、医療従事者には興味が無いですし、お前何しにきたん?てな感じですわ。

リハビリも、理学療法士も、主任の肩書きも何も無い場所を経験しましたが、本当に何もできませんでした。

あー、自分は肩書きで生かされてるんだなと思いました。
私、素の個人では何も興味を持たれない。

ホールの片隅で、食事を胃に詰め込み、そそくさと帰路につきました。

大きな野望に向けて、次の機会を見つけては潜入するかは考えものですね。
(多分、行かないと思います)

交流会とか、大きな会場で仲間を探すのは難しいですね。
背景が違うと、なおさら。

一人ずつ、丁寧に関係を持てる仲間を増やしていきます。

今日のビールの味は、いつもより苦かった、、、(笑)

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