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給水塔百景 (鳥取-島根ツアー 後編 鳥取県東伯郡)

夜中2時に目が覚める。
21時に寝たせいか。

寝る前の台風進路図

目が冴えてる。
朝食まで4時間。
暇だ、もう少し寝ようと思うが眠くない。
夜中だが、鳥取に向けて出発しようかな…と考えだす。
朝まで待っても暇だし、台風は近づいてくる。
山陰道、国道9号線は冠水したら帰れない。

4時前だけど、台風より先に東に向かいたいので出発

東京に帰る以前に鳥取空港まで行けないことになる。
リスクを考えて飛行機を8時出発の便に再変更して午前3時にチェックアウト。
夜中の田舎の道のり。
真っ暗。
強風。
局地的な豪雨。

ダイハツのムーブは非力だが乗りやすい。
ナビに鳥取空港を入力して走り出す。
風に煽られながら北上する。
約3時間らしいが、ほかにクルマが走ってないので飛ばして行く。
飛ばすといってもムーブはスピードが出ない。
街灯のない山道を抜けて高速に乗る。
鳥取、島根はほぼ無料区間。
一部有料だがとても安い。
2時間ほど走り鳥取県に入った。
台風から少し離れたためか、風、雨も島根県内より落ち着いた雰囲気。
日本海側なためか遅めの朝焼け。
キレイ。

重たい空に朝焼けが綺麗

クルマを止めて写真を撮る。
海沿いまで移動して海を眺める。
波が高い。

白波がざっぱん、ざっぱん、🌊🌊

こちらもキレイ。
写真撮って9号線に戻りかけた時、廃墟と給水塔を発見。
興奮してこちらも写真をパチパチ撮る。

廃工場の給水塔




廃墟は何かの工場の跡地。
外見からは食品加工の工場のようにも見えるが分からない。
ゆっくり空港に向かう。
鳥取市内に入ってレンタカー屋さん指定のガソリンスタンドを探してガス満にして空港へ向かう。
朝7時。

レンタカー屋さんの開店が7時半なので空港でお茶でも飲んで待っていればいいと思ってレンタカー返却場所にクルマを置いて忘れ物がないか確認。
なんとなくスマホを見ると、予約した朝8時の飛行機も欠航が決まってしまった。

予約便も変更した便も欠航…(家に帰ってから撮ったスクショ)

残るは7時15分発の飛行機のみ。
この時点で、7時3分。
12分で空港に行き飛行機の予約変更して空港チェックインしないと。

これはやばい。
これはやばい。。

急いでアプリから予約変更を入力。
クルマから自分のETCカードを抜いて、空港レンタカーの駐車場から走って空港のカウンターに突進。
空港カウンターにANAの職員はいるが客は一人もいない。
いま出る飛行機乗せてください!
アプリは手続き済みです!
騒いでカウンターに突進する。
ANAの職員さんは「もう時間過ぎてるので、キャンセルしてはどうですか?」と聞いてくるが、この後は全便欠航が決まっているし明日から仕事だ。
「もう飛行機ないでしょう、これに乗せてください!」
叫び声か怒声か自分でも分からない。

内戦のソマリアから国外脱出するのと違うが焦る気持ちは似てる。
QRコードを出したら、はい。とあっさりチケットくれた。
「もう飛行機出るので急いでください!」
交渉不可能な客と分かったのか職員さんも一緒に急いで対応してくれる。
レンタカー屋さんのオープンまで待てない。
レンタカー屋さんのカウンターにクルマの鍵とガソリンスタンドのレシートを投げ込んで空港チェックイン。
セキュリティチェックも腕時計とスマホを投げ込んで走って通り抜ける。
間に合った!
搭乗口には搭乗客が職員にごねてる。
こいつのおかげで飛行機が少し遅延してたのか?
飛行機乗れた!
・レンタカーの駐車場が空港に隣接してること
・空港が小さいこと
・早く空港に到着してたこと
・空席があったこと
・搭乗口で揉めてる客が居たこと。

色んな偶然だが幸運だった。
レンタカー返して12分後に出発する飛行機に乗れたことなんてない。
私のせいか台風の影響か搭乗口の客の問題か飛行機は5分遅れでの出発となったが、間に合って良かった。

私がこんなに強運や幸運を持っている訳ない。
飛行機が出発してこの飛行機は墜落するかもしれないと思った。
飛行機が落ちて死ぬんだ。と思いバッグから老眼鏡を出して武田百合子のエッセイを読む。
死ぬ前に読めるところまで読んでおく。
無事羽田に到着した。

レンタカー屋に放り込んだ鍵が見つからないとか、返却したレンタカーがサイドブレーキをかけ忘れて事故が発生してたとか、きっとこれからトラブルがあるはず。

羽田からレンタカー屋さんに電話する。
台風の影響で飛行機がキャンセルとなり、レンタカーは駐車場に止めて鍵を空港のレンタカー屋さんのカウンターに置いておきました。と説明する。
「あー、はいはい。鍵とクルマ確認しました。」
レンタカーも問題無かった様子。
羽田からバスが無かったので珍しくモノレールで帰る。
家の近所の吉野家で朝定食べて吉野家にスマホ忘れて帰る。
スマホ受け取りに吉野家再訪して帰宅。
午前中なのに疲労困憊。
朝から疲れた。

無事帰宅。

午後やることが無い。
なんとなく思いつきで人生初のストリップを観に行く。
新宿ニューアート。

新宿ニューアート

ストリップ劇場寒い。
踊り子さんが汗をかかないようにという配慮だろうか。
エアコンが効きすぎ、震えながら鑑賞。
意外なことにお客さんの2-3割は若い女性、ほとんどの方はストリップの熱心なファンでかなりオタクな様子、色んな世界にマニアがいる。

境港の水木しげるロードでお土産に買った目玉おやじのデニムトート
うちの猫やんはお土産をかなり気に入った様子。

ゴールデン街で飲むがつまらないのですぐ帰る。

2022年9月

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