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常連客になってもお得意様になってはいけない!?

行きつけのお店などがあると、気がついたら常連客になっていることがありますよね。同じ地域に住んでいると、同じお店に複数回行くことは普通にあります。その結果、常連客になっているのです。

しかし、常連客にはなってもお店側の都合のいい所謂『お得意様』にはなってはいけません。

本記事では同じスタバに週4~5日を2年以上、同じ美容院に4年以上通い続けた著者がその理由を紹介します。

理由1.距離感がおかしくなる

お得意様になってはいけない理由に、店員との距離感がおかしくなるという理由があります。

こちら側はあくまでお客なので、サービスを受けてしかるべきなのですが、あまりに顔見知りになってくると、その境界線が曖昧になってきます。

わかりやすくいうと、友達の延長線上とかになるのですよね。

そうなると、変にプライベートのことを聞かれたり、言われたくないことを言われたりして、居心地が悪くなるのです。

それでも常連客になっているときは、お店への愛着もあるので文句はいいませんが、基本的にこちら側はお金を払って利用しているので、友達みたいな接し方は本来よくありません。

やはり、百歩譲ったとしてもビジネス上の付き合いなので、対等な立場というのはあり得ないのですよね。

対等な立場でいたいのなら、プライベートでやるべきであって、立場は尊重しないといけません。

この辺りの距離感を店員さんが見間違えると、距離感がおかしくなって、お店に通うことがしんどくなってくるのです。

理由2.新規のお客と比べて対応が雑になる

あまりに毎日お店に通い続けると、顔見知りになるからか、扱いが雑になります。人間は本能的に新しいもの好きです。それはお店の店員側からしても同じ事がいえます。

ですので、毎日来ているお客や、毎回通っているお客に比べて新規のお客さんを丁寧に対応したり、時間をかけたりして、既存のお客を雑に扱ってしまうというのは心理的にもあり得る話です。

ただ、毎回使っている側からすると失礼極まりないですよね。

その当たりがお得意様になってしまうと「なあなあ」の空気が流れてしまう理由ともいえるでしょう。

仕方がないことではありますが、こちら側も丁寧に扱われる権利を当然持っていますので、新しいお店を開拓していいと思います。というかするべきです。

扱いが雑になってきた時点で、自分の優先度は低いと言うことですので、そこで我慢しても、今後も同じようなことがおき、やがて爆発するでしょう。

本当に大事なお客なら、いつでも大切に扱われるはずです。

行きつけのお店だからといって、多めにみるのではなく、バッサリと断ち切るのもストレスフリーに生きるための方法ではないでしょうか。

理由3.執着が生まれ苦しくなる

毎回同じお店に行っていると「いつもありがとうございます」などと声をかけられることがあります。これが、お店に通わないと罪悪感を感じる理由となり、やがてお店への執着となります。

親切にされたら、親切にしなければならないという「返報性の原則」という心理が生まれるのですね。

これはお店側からすると、また来てもらいたいお客さんだから、という理由や単に人間としてそういってくれているのかもしれません。

しかし、世の中には無限にお店があるのに、そのお店を選べ続けるというのは一見美徳に見えて、実は危険な行為であると私は考えています。

その理由は前述したとおり、執着心が生まれるからなのですね。常連客というポジションを他人に奪われたくなくなったり、失いたくないという感情が生まれたりして、やがてそれがストレスになるのです。

人間は、あるものが無くなることを極端に嫌います。損したくないという本能が働くからです。これが常連客である自分のポジションを失いたくないという執着に変わります。

執着は人生を辛くさせます。ビジネスでも恋愛でも人間関係全般も全て同じ。

いつでも気持ちの切り替えを行える、くらい心の柔軟性がある状態が幸せです。

お店の対応に対して不満がでたり、他のお客さんに対して嫉妬したりし始めると、それは執着し始めているサインでもあります。

そうなると良いことはお互いになにもないので、早めに切り替えることをおすすめします。

お店は自由に選ぼう

お店は常連客になったとしてもお得意様になることはおすすめしない理由を紹介しました。

私は気に入ったお店は通い続けたり、同じ人に髪を切り続けたりしてもらっていました。その間、なにかあってもご縁だったり、次を探すのが面倒だったりして我慢していました。

不満はありましたが、次の選択肢を考えることがなかったのですが、ある日、それじゃいけないと気がついたのです。

やっぱり、お店を使う以上は気持ちよく利用したいし、良いサービスを受けたいと思うのが普通です。ですので、何回通ったとしても、自分が求めるサービスレベルに達していなかったら、お店を変えて良いのです。

結婚相手なら、そう簡単に取り替えるわけにはいきませんが、行きつけのお店くらい、自分が思っている以上にすぐに変更できます。

そう考えると、お店への執着もなくなり、気持ちが軽やかになりました。

長年通っているお店などは愛着もあると思いますが、それはお客だからです。

また、新しい刺激は脳を活性化させます。脳はマンネリ化を嫌い、現状維持は退化を表します。

新たなお店の発見は自分に新しい風や気づきを与えてくれるでしょう。

参考になりましたら。

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