スターバックスの店員はなぜフレンドリーなのか?
スターバックスの店員さんって、みんなフレンドリーですよね。スタバの店員さんには決まったマニュアルはみたいですが、基本的にお客さんには友達のように接するという文化が根付いています。
そのため、コアなファンも多く、どのお店にも常連さんがたくさんいます。
しかし、なぜスタバは店員さんにフレンドリーな接客を行うように教育しているのでしょうか。
本記事ではその秘密に行動心理学の観点から迫りたいと思います。
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スターバックスの店員さんがフレンドリーなのは客単価を上げるため
いきなり核心に迫りますが、スタバの店員さんがフレンドリーなのは単にお客さんが好きだから、とかそういうわけではなく、客単価を上げるためです。
これにはからくりがあって、人は友人の誘いは断れなかったり、友人の進める商品やサービスは買ってしまったりするという心理的な背景があります。
たとえば、友人の結婚式のご祝儀を奮発した経験は誰にでもあるでしょう。
また大切な友人の悩みだから親身になって話を聞いたり、助けたりと言った経験も誰しもがあるはずです。
それらは「友人だから」というおもしがかかっています。
この心理こそ、スターバックスの店員さんがフレンドリーに接する理由なのです。
友達感覚でいれば、お客さんからは「いつもよくしてもらっているから、何か注文しなければ悪い」という心理が働き、ついフードを余計に注文したり、少し高いメニューでも購入したりといった購買行動につながるわけです。
お客さんとしてスタバで常連客にたるためのコツとこちらの記事をご覧ください。
スターバックスのマーケティングはアメリカ発
スターバックスはもともとアメリカのシアトル発の企業です。そのため、アメリカの文化が根強いんですよね。これは社員教育にもいかされています。たとえば従業員同士をパートナーと呼び合ったり、下の名前で呼び合ったりなど。
これはアメリカの文化に他なりません。
先に紹介したフレンドリーに接する理由も、実はアメリカ式です。アメリカではネットワークビジネスが主流で、友人が友人に商品を勧めるという手法が浸透しています。
これはまさしく「友達だから」という人間の行動心理に基づいたマーケティング手法が用いられているのです。
スターバックスも例外ではなく、この手法を導入し、従業員に教育することで、客単価を上げることに成功しているわけですね。
ですので、スターバックスの店員さんがフレンドリーにお客さんと接するにはきちんとした理由があったわけです。
スタバの店員さんが魅力的に映る理由はこちらの記事で解説しました。
まとめ
こういった背景を知ってしまうと、なんかスタバに行くのが嫌になるかもしれませんが、スタバも一般企業ですので、利益のために会社を運営しています。
また、従業員も利益をあげてもらうためにいるので、至極真っ当なことかと言えるでしょう。
スタバの店員さんがフレンドリーに接するのは、別にあなたが好きなわけではありません。そういう企業風土であり、マーケティングの一貫なのです。
参考になりましたら。
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