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3月20日 日本真正面での春分

今年はちょっと特別な春分となります。

太陽が春分点に入るのは、3月20日 12時06分 (日本標準時)
この時刻、同時に春分点は日本標準子午線上に南中します。

つまり、2024年の春分は日本の真正面でおこるのです。

黄道 は、地球が公転によって描く道
赤道 は、地球が自転によって描く道
子午線 は、地球上の場所が描く線

この春分、
「黄道」「赤道」 の交点である春分点が
日本の「子午線」と揃うのと同時に、
その3つの交点に「太陽」が入ります。

黄道・・ 公転系の座標 0(ゼロ)
赤道・・ 自転系の座標 0(ゼロ)
子午線 ・・ 日本の時角 0(ゼロ)

太陽のこの3つの座標が同時に0になる、特別な春分となります。

そして日本上空はこのとき、青空のベールの背後には、
正面に輝く太陽のまわりにすべての惑星が勢揃いします。

今年の春分と同じこの状況は、少なくとも過去千年遡ってもありません。



全惑星が日本の空に展開


黄道はよく「太陽の通り道」と言われますが、それは地球上から見ると太陽が一年かけて動いていくラインだからです。

実際は地球が太陽のまわりを回っているので、黄道とは実は「地球の軌道面」のことをいいます。

この黄道を黄色い線で空に描いてみます。

黄道に沿って展開する全惑星

太陽系の各惑星は、地球とほぼ同じ平面を回っていますので、その平面を上から見ると各惑星は同心円を描き、横から見ると同じラインに沿って展開しているように見えます。
太陽系の回転平面を代表している地球の軌道面がこの「黄道」です。

今年の春分の空を見ると、このときすべての惑星が勢揃いしているのがわかります。

時計の文字盤に例えると、
太陽が「12時」のところにあるとすれば、
「10時」から「2時」の範囲の中にすべての惑星があります。

もちろん昼間なので、惑星達は目で見ることはできませんが、太陽系家族であるすべての惑星が空にあることはイメージできますでしょうか。


春分は「黄道」と「赤道」が交わる点


さらに春分の空に、天の赤道を入れてみました。(赤ライン)
天の赤道は、地球の赤道を空に投影したものと思って下さい。

黄道と赤道の交点が春分点

地球の公転が作り出す「黄道」
地球の自転が作り出す「赤道」

この2つが交わる点は対極に2つあるわけですが
その一方の点、太陽が赤道を南から北へと横切る点を「春分点」と呼びます。
もう一方の点、太陽が北から南へ横切る点を「秋分点」と呼びます。

春分とは、地球から見て、太陽が春分点に位置するときをいいます。
春分点は、黄道座標、赤道座標、双方が互いに交差することで定義する原点であるので、
空の座標の基準点となっています。

2024今年太陽がこの春分点に入る瞬間は 3月20日 12:06:25(日本時) です。
春分は、黄道上を動いていく太陽が、赤道を横切る瞬間です。


太陽は、最も高く昇った日本の真南の位置で春分を迎える


そして太陽がこの交点に入る今年の春分、同時に日本の真正面である標準子午線(東経135°)上に重なります。

つまり太陽は、日本の真南に最も高く架かる位置で、春分を迎えるのです。

「黄道」「赤道」 日本の「子午線」その3つの交点に「太陽」が入ります。

「黄道」「赤道」「子午線」の3重点に太陽が重なる春分

以前の記事の中でも、日本列島を通る子午線を正面、その裏側を後ろの正面、という表現を使ってきましたが、明石・淡路島を通る日本標準子午線は、その中でも日本の真正面と言えます。


過去千年には無い、この春分の空


前回、春分が日本の真正面(東経135°日本標準子午線)付近で起こったのは、66年前の1958年
しかしそのときの空に外惑星は火星のみで、その他はありませんでした。
(注:内惑星である水星・金星は、太陽が子午線にあるときには必ず空にあります)

さらに遡ると1925年
やはりこのときも全惑星は揃わず、土星・海王星・冥王星は空に無く、太陽が子午線上に乗るタイミングもやや遅い。

その前となるとぐっと遡り、現在のいわゆる西暦が定められる以前の1566年。しかしこのときもやはり惑星はまばらで、海王星以外の外惑星は空にありませんでした。

これより遡ると地球の自転の推測誤差などが増えていきますが、
少なくとも千年この同じような状況はありませんでした。


春分のアクシスアライメントのお知らせ


以下はイベントのお知らせです。
「レイエッセンス」と「スティルネスサウンド」を活用した、光と音の振動の共鳴。
レイプロジェクト唯我とTHE FOOLの共同企画です。
アクシスアライメントは、基本的に二至二分(春分・秋分・夏至・冬至)、その他天体の整列を活用し、そのタイミングに合わせ行っています。

特に今回、この特別な春分は意識の変化、飛躍を加速するシフトに使える絶好のタイミングと捉えます。

  宇宙全体に響いている静寂。むしろ宇宙全体が静寂。
  己が操作していたものを溶かし、静寂に溶ける。
  自我から生じていたことすべてを撤回。

光と音のコラボレーションである「レイエッセンス」と「スティルネスサウンド」は、自身の”本質”/”本物の私”と触れ合うことを促します。



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