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精神科看護師の考える自閉症の子どもの接し方の一例

今日は日曜日ということで
いつものメンタル系のお話ではない
話をします。


最近福岡は
暑い日が増え

この記事を書いている
14時台は
気温が29度まで上がり
子ども達と公園で遊ぶにも
体力を奪われます。


土日は保育園が休みなので
土日は家族と過ごすようにしているのですが

夜勤が土日に入っていると
本当は夜勤前は寝ていたいところでも
朝から子ども達を
公園などに連れて行って
そしてそのまま
夕方から明日朝まで仕事という
ハードモードです。

そしてこうやって
隙間時間を使って
noteを書く

という生活です。


自分のキャパを考えたら
少しばかりハードですが

これも自分の選択の上で
成り立っている生活だと思って
乗り切ることを考えています。


そんな中
うちには
5歳と1歳の娘が
いるんですけど

5歳の子が最近
おりこうさんになってきて
下の子の面倒を見てくれるように
なってきてものすごく助かっています。


というのも
うちの上の娘は
発達が少し緩やかで
自閉傾向にあるんですよ。

人との関わりが苦手だったり
言語化が苦手だったり
感情のコントロールが苦手なので

結果として
自己中心的な行動になってしまったり
周りの空気を読むのが
苦手だったりするんですけど

最近は
下の娘のお世話にしたり
自分が大好きなアイスも
ちょっとだけ分けてあげたり(笑)

保育園でも
お友達ができたり
先生のお仕事を手伝ったり
喧嘩をすることも減り
癇癪することもなく
言葉で伝えてくれるようになりました。


社交的な大人には
ならないかもしれませんし
発達障害の特性が
出てくるかもしれませんが

少しずつ苦手だったことが
改善されてきたような
印象があるんですよね。


これは一般論ではなく
あくまで我が家のやり方として
自閉傾向のある子の
育て方について取り組んだことがあるので
書いてみようと思います。
もちろん自閉症の子じゃなくても
コミュ力を伸ばす方法につながっているような
気がします。


◯オキシトシンを出させる


いきなりなんのこっちゃ
と思われるかもしれませんが

自閉症の治療として
ここ数年効果がありそうだと
言われているのが

オキシトシンです。

オキシトシンとは
俗っぽい言い方ですが
〝愛情ホルモン〟
と呼ばれることもあって

出産や授乳に伴って
放出されるホルモンなんですよね。


この愛情ホルモン
オキシトシンが
自閉症の症状の緩和に
効果があるんじゃないかという
研究結果があって

ネット上の情報で見つけた記事ですが

自閉スペクトラム症の中核症状に対する世界初の治療薬としての承認申請を目指している新しい改良型のオキシトシン経鼻スプレーの有効性を認めました。
オキシトシンによる自閉スペクトラム症中核症状の改善効果に、U字型の用量反応関係があることを世界で初めて示しました。

ということで
自閉症の人に関わらず
一般的な人を対象とした研究でも
他者と信頼関係を築きやすくする効果などが
あるとか言われてるんですよ。

まだ商品化されているわけじゃ
ないんですけどね。


じゃあどうやって
意図的にオキシトシンを
出してあげようか?

というところで考えた結果

肌と肌の触れ合う時間を増やす
という試みを試しているんです。

お風呂の時に
抱き合って洗ってあげるのはもちろん
朝起こす時から
抱きしめてあげたり
くすぐり合ったり
抱っこしてリビングまで連れて行ったりします。

移動の時も
親の体力がある限り
抱っこしてあげたり

日中もくすぐってあげて
ゲラゲラ笑わせて

触れ合う時間
触れ合う体面積を広く取ってみる。

ハグをすると
癒されると言われるのも
この辺りの効果が影響しているのでしょう。

会話も可能な限り行って
特に感情の理解が大事で

起きた出来事よりも
その時どう思ったか
今どう思っているか

を聞いたり探ったり
こっちの感情も伝えたり
心情を伝え合う

ということをしています。


もちろん
それがどの程度効果があるのか
わかりませんし
そういう関わりがなくても
娘は成長していた
かもしれないんですけどね。


ただ
オキシトシン云々関係なく
触れ合うことが
子どもの成長にとって
悪いことはないでしょうし
たとえ、くすぐりでも笑わせて
感情を揺れ動かせて
お互いの感情を伝え合う

ということが
悪い影響を及ぼすとも
思えないので

これからも続けていこうと思います。

子育ても
自分にできることを考えて
楽しみながら
やっていくと
思わぬ時に思わぬ形で
報われることもあるかもしれない

と思っています😌

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