いのちえ

長年勤めた会社を2023年3月で定年退職しました。 何気ない日々、日常のことや、今まで…

いのちえ

長年勤めた会社を2023年3月で定年退職しました。 何気ない日々、日常のことや、今までの人生のことなど 命の絵を描くように綴っていけたらと思います。

最近の記事

休日の過ごし方 

今日は久しぶりになんの予定もない休日だった。 このひと月、イベント事が多くて忙しい日々を過ごしていた。 週に4日くらい働けたらいいと思っていたパートの仕事だったはずが、週一の休みがやっとという状態。 それでも、習性なのか、性格なのか 休日もぼんやり過ごすことができない。 朝から頭の中には「本日のスケジュール」ができている。 ゴミ出し 買い出し パン作り 草木染 ミシンワーク 花壇の花の植え替え これに掃除、洗濯、昼食、夕食がプラスされていく。 夫の職場は近くなので毎日昼

    • お彼岸です

      明日は彼岸入り。 暑さ寒さも彼岸までの言葉通りだと毎年季節の移り変わりを肌で感じていたが、 あれ? 今年はいまだに夏がどん!と居座っている。 仕事ではずっとかき氷が売れ続けている。 それでも真夏にほとんど売れなくなったみたらし団子が売れるようになってきた。 そういえば日も短くなって、少しだけ秋の匂いもする。 誰かが小さな栗の実を店のカウンターに置いて行った。 この山で採れたのかもしれない。 今日はおはぎを150個作った。 中の餅米は自社農園のもの。餡に使ったさつまいも

      • 44年前の夏休み 田舎の女子高生東京に行く

        高校三年生の夏休み。 進学しないと決めていたので、これが最後の夏休みだと思った。 アルバイトをしていたような気もするし、 働く母に代わってひたすら家事をこなしていたような気もする。 もう44年も前になってしまった朧げな記憶の中で 鮮明に覚えていることがある。 それは初めて一人で新幹線に乗って東京に行ったことだ。 正確に言うと「新幹線の中だけが一人だった」 大学3年生だった兄が、高校を出て就職すると言っている妹が 大学というところも知らず社会に出るのを不憫に思って(?) 自

        • 毎日が仕事のことで頭がいっぱいの夏

          短い梅雨が明けて、茹だるような夏になった。 いい塩梅に漬かった梅をギラギラの陽射しの下に置く。 何年ぶりに梅干しを作っただろう。 労力をかけてたくさんの梅を漬けても 食べきれずに翌年まで残ってしまうようになったことと 市販の甘い梅干しが子供達には喜ばれたので すっかり作らなくなっていた。 5月、友人から「梅を取りに来ないか」という誘いが待ちきれずに催促までしてしまった。 今年は梅が不作で市販の梅もとても高かった。 友人の庭の梅の木も今年は数えるくらいしかなっていない。 そ

        休日の過ごし方 

          かき氷始めます

          6月から本腰を入れて働きだした職場で、かき氷を始めることになった。 3月にオープンした店は、基本的には自社農園で栽培したものを製品にするという6次産業の要素が濃い店なのだが、手間ばかりかかってしまい採算を考えるとなかなか厳しい状態だ。 個人的には手間をかけるのは嫌いではない。 既製品を買うより、自分で作れば材料費だけで済む。 「自分の手間暇はただ」なのだから。 しかしこれが仕事になるとそうはいかない。 従業員が手間暇かければかけるほど、人件費という材料費とは比べものになら

          かき氷始めます

          草津温泉バスツアー

          介護施設での厨房の仕事を5月31日で辞めさせていただき、その2日後から草津温泉に出掛けていた。 厨房の仕事は会社でシフトが組まれるため休み辛い。 前職も今の仕事も自分で調整可能な幸せな職場なので、シフトという窮屈さから解放された喜びで早速羽を伸ばしに行ってしまった。 もうこの幼馴染四人組での旅行は何回目になるだろう。 出会いは57年ほど前になる。記憶にない頃からの付き合いだ。 役割分担は打ち合わせなしで、全てが阿吽の呼吸で進んでいく。 プランの選択から申し込み、支払いまで

          草津温泉バスツアー

          還暦からの再就職奮闘記 その4 Wワークやめます

          10月から始めた介護施設での厨房の仕事を今月末で辞めさせてもらうことにした。 今までnoteでも記載させてもらったが、やはり還暦過ぎからの未知の分野はなかなか大変だった。 記憶力、判断力が衰えていることを実感しながら、日々自尊心を削られる思いだった。 それでも、以前の会社で少しだけ人事に携わった経験から、人を新たに雇用することにお金と手間がかかることを承知していたので、申し訳なさで辞める決断がなかなかつかずにいた。 前回の健康診断から7㎏落ちた体重と、10年間風邪もひかなっ

          還暦からの再就職奮闘記 その4 Wワークやめます

          シビビー(カラスノエンドウ)

          生まれ育ったところは昔は村だったようだ。 その村の名前は学校名に残るのみで住所からは消えてしまった。 保育園から小学校、中学校とかつての村の名前が付いた学舎でメンバーが変わることなく過ごしてきた。 かつて子供だった頃、そうもう半世紀も前のことになるが、遊ぶものも少ない時代、草花は子供たちが受け継いできた伝統の(多分)遊び道具だった。 春になるとレンゲやシロツメクサを摘んで花束や首飾りを作った。 まさにみちくさをくいながら帰ったものだった。 シビビーは春先はまだ実がならな

          シビビー(カラスノエンドウ)

          還暦からの再就職奮闘記 その3 意外だったWワークの効果

          noteに投稿を始めて一年が経とうとしている。 定年退職後、毎日が自由時間の日々の中で、自分に課したnoteへの投稿は週一ペースで続けていた。 再就職してから投稿する間隔は開いていくばかりだが、それでも自分の日記のようで、振り返るとこの一年の自分の行動、心理状態などが思い出されて、投稿してきて良かったと思える。 さてさて再就職の厳しい現実に打ちのめされ、体重、体脂肪減らして道に迷いそうだった状態から何とか脱出できた気がする。 それは意外にもWワークを始めたから。 そう余

          還暦からの再就職奮闘記 その3 意外だったWワークの効果

          退職した会社が気になる?②

          以前退職した会社が気になるのかという投稿をさせていただいた。 この頃は悠々自適生活満喫中で、失業保険の給付を受けながらのんびり過ごす日々だった。 あれから半年、再就職先に行き始めて4ヶ月目となるが 色々な場面で感じる違和感が 長年勤めていた会社でのルールが染み付いているためだと感じている。 タイムカード一つにしても カードをかざしての勤怠管理が当たり前になっていたため 急に一昔前に戻ったような気になってしまう。 着替えを済ませてからの打刻や 30分切り捨ての時間管理も

          退職した会社が気になる?②

          え? コロナ感染 軽症過ぎる

          あの大騒動から始まったコロナ菌の出現から早4年。 怯えながらも、だんだんコロナ前の生活に戻ってきた日常の中で、 「まだ一回も罹ったことない?」 と聞かれるくらい罹患者が珍しくなくなってきた。 それでも自分は大丈夫!なんて根拠のない自信を持っていたりしたのだが とうとう私も感染者になってしまった。 ただ今回は、新しい仕事で気力、体力を奪われている実感があり 職場の介護施設でコロナ感染者が出たので気をつけてくださいと言われた時 「今の私では免疫力弱くてまずいかも」 の予感が

          え? コロナ感染 軽症過ぎる

          結局 行って良かった同窓会

          あまり乗り気でなかった同窓会。 参加の返信ハガキを投函したのも期日ギリギリだった。 ところが、 開催日が近づいて来た頃 多分来ないだろうと思っていた遠方に住む友達から連絡があり じわじわと楽しみの気持ちが増えていった。 相変わらず悪戦苦闘している仕事に追われて 同窓会を待ち侘びる気持ちになれなかったのだが 当日の朝になると10年ぶりに大好きな友達に会える嬉しさが込み上げて来た。 電車が通っていないこの地域。 終点である最寄り駅まで車で30分。 その駅まで迎えに行きながら

          結局 行って良かった同窓会

          還暦からの再就職奮闘記 その2

          介護施設の厨房で働くようになって2ヶ月が過ぎた。 最初の頃より慣れて来て少しは楽しく働けていい頃なのに、日を重ねる毎に足取り重く、相変わらず心臓のバクバクはおさまることがない。 なぜ? 色々な人がいて当たり前。 経験値ゼロからの仕事なので、年下上司に叱られて当然。覚えが悪くて若い先輩に呆れられても仕方ない。 そう頭では理解出来ても心の奥底で傷ついている自分がいる。 胃腸の調子はずっと良好でなく、持病のヘルニアも悪化の一途だ。 体重、体脂肪が減少しているのは良かったとし

          還暦からの再就職奮闘記 その2

          最期の言葉を言えなかった兄の気持ちは

          先日久しぶりに、亡くなった兄の奥さんから電話があった。 兄が逝ってしまって2年。 寂しさ故に納骨も出来ず、ずっとリビングに鎮座していたお骨を ようやく納めに行って来たとの報告だった。 娘からも 「お父さんがそろそろ納骨して欲しいって言ってるよ」 と言われたそうだ。 最近占いの勉強をしているという姪は 兄の言葉が聞こえるようになったのか 聞こえるフリをして母親を気遣っているのか (おそらく後者だろう) 兄の言葉を伝えてくるらしい。 癌発覚から2年間、ずっと元気で働いていた

          最期の言葉を言えなかった兄の気持ちは

          同窓会に行く?

          同窓会の案内が届いた。 高校の同窓会だ。 以前はもっと頻繁に開催されていたと思うが 個人情報保護のため「同窓会名簿」というものがなくなり 案内も難しくなったことに加え、コロナ禍という考えもしなかった事態もおき こういう集まりはめっきり減っていた。 日常が少しずつ戻つつあることと、還暦という節目なので同窓会も開催されるようになったのだろう。 1年前に開催した中学の同窓会では幹事の一人だった。 「今どきの方法」 を駆使してLINEやメールで案内をし 取りまとめはネットの無料ツ

          同窓会に行く?

          むむ、甘くないぞ。還暦過ぎの再就職ただいま奮闘中。

          28年間事務職をしてきた私が、再就職先に選んだのは経験値ゼロの厨房の仕事です。 50代で読み漁っていた定年後の人生についての本の中に、 「本当にやりたかった仕事をやってみる。」 ということが書かれていた。 現実的には60歳を過ぎて新しいことを始めるより それまで培ってきた経験を活かした仕事をする方がいいだろう。 それなら嘱託で残る方が手っ取り早いし,収入もおそらくそれが一番良かったと思う。 それでも、事務職というものは経験値が重宝されると思えなかった。 自分なりには頑張

          むむ、甘くないぞ。還暦過ぎの再就職ただいま奮闘中。