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悪役の楽しさ

ポケモンアニメのサンゴという悪役っぽい女の子がいるんだけど、
このキャラクターの声優は
前シリーズまでピカチュウの声をやっていた人で、
ピカチュウという純真無垢な役から、
性格が悪い女の子に変わったんだけど、
動画で演技を見ていて、
楽しいだろうなぁと思った。

悪役は、演技していて楽しい。
何か、
自分の中に、
悪役を演じることによってしか得られない満足感というか、
それでしか発散できないカタルシスがある感じがする。

小学4年くらいの頃、
学習発表会(劇をやるやつ)で、
自分はセリフに感情を乗せて
演技できたタイプだったからか
百姓老夫婦と、その家に住む
ネズミの主人公に意地悪をする
金持ちの庄屋役を配役されて、
悪役のボスはセリフも長めだし、
プレッシャーがあって、
本番では緊張しすぎて記憶もほぼないけど、
子どもながらに
「重要な役を任された」
ある種の特別感があったのと、
悪役特有の性格悪そうな演技をやる
楽しさみたいなのは感じていた。
イキイキできる何かがあるというか。

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