千と千尋の神隠し@博多座

本日、博多座にて舞台『千と千尋の神隠し』を観劇してきました。

率直にめちゃくちゃよかった！
どこがよかったのかメモがてらにこちらのnoteに記録させてください！

本日は12時開演のマチネ回(川栄ちゃん)主演回を観劇しました！

キャストさんの感想

・千尋（川栄李奈さん）
川栄ちゃん、二児の母とは思えぬ小学生感でした。
洋服の裾をぎゅっと掴む演技がすごく可愛らしくて好きです。
冒頭〜湯屋に馴染むまでの演技が印象的で、不安をかかえる表情がすごく繊細！とくにおにぎりを食べながら感情が爆発するシーンは、もらい泣きしました。

・ハク（増子敦貴さん）
率直に美しい。増子くんはハク様でした。
もっと他にないのかなと思ったのですが、何度振り返っても双眼鏡覗きながら、顔が綺麗...ってご尊顔に見惚れたことしか思い出せません。
それほどにハク様でした。

・湯婆婆／銭婆婆（羽野晶紀さん）
湯婆婆は夏木マリさんの印象が強すぎたのですが、普段の印象とは打って変わってのヒール役っぷりでした。あのドスの聞いた声を羽野さんが…！？みたいな感じになるくらいに、いい意味で羽野さん感ゼロ。
銭婆婆の家でのシーンも、すごく暖かくて素敵でした。

・リン（華優希さん）
個人的に、主演の川栄ちゃんの次に良い意味で印象的でした！声のハリ、表情が映画で慣れ親しんだリンそのもの。
言語化できなくて悔しいのですが、華さん演じるリンにとても惹かれました。

・釜爺（宮崎吐夢さん）
釜爺の演出どうなるんだろうとおもったんですけど、なるほどなるほどって感じでした。絶対に息が合ってないと変に見えるのに、細かい所作稼働が計算されていて、釜爺が舞台に現れるだけで見応えがありました。

余談ですが、堀部圭亮さんも千尋の父役で出ていたのですが、ちょうど朝にNHKの連続小説ドラマ「虎に翼」に検察役で出ていたところを見たばっかだったので、一瞬脳がバグりました（「虎に翼」もめちゃくちゃ面白いです！）

全体的な感想

・セット、大道具がとにかくすごい
今まで見た舞台でも1番といっていいくらいにセットのスケールが壮大でした。チャーリーとチョコレート工場も今年の初めに見て、セットに圧倒されたのですが、それに匹敵するくらいの壮大さでした。
特に油屋のセットの造り込み、仕掛けはアニメで見た景色が現実になったといって過言ではないくらいです。

・神様がかわいい
私の大好きなおしら様がとにかく可愛かったです。

おしら様

川の主ことオクサレさまも迫力満点！オクサレ様の登場からお帰りまでのコミカルなストーリーと演出は原作の中でも大好きなシーンでした。

オクサレ様

・演出の立体感
これまで見てきたミュージカルってX軸Y軸で成り立つ平面的な印象が強かったのですが、千と千尋の神隠しで感じたのは立体感！
Z軸の使い方がすごく特徴的に感じました。

これまで見た舞台ももちろんZ軸のような奥行きある演出があったのですが、Y軸がZ軸に準じて自由自在に動くというか。
あと遠近法が存分に使用されていて、より立体感ある演出で没入感がすごくあったなと感じています。

・久石譲楽曲×生オケの贅沢さ
生オーケストラで好きな楽曲をたくさん聞けて心の底から耳が幸せでした。
上記にの立体感にもつながるのですが、あまりにも舞台全体を使って演出されていたので、オケピどこにあるの！？ってなったんですが、最後にひょっこり見えました笑
千と千尋の神隠しに出てくる曲はどれも大好きで大好きで大好きで・・・。
いつか生音で聴きたいと思ってたんですが、夢が叶ってしまいました。

あとは久石譲来日コンサートに行けば、夢が叶いそうです。

個人的に好きな歌は「あの夏へ」「竜の少年」「6番目の駅」です。

総括

もう少し綺麗にまとめられたらよかったのですが、この気持ちのまま綴らせていただきました。願わくばもう一度見たいし、キャスト違い、階数違い、下手側で見たい・・・。

海外公演もあるというのが納得の作品。
素敵な観劇経験をできてよかったです。

それでは！