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朝の美術館

先日、上野の森美術館で開催されている「モネ展 連作の情景」にいきました。

上野の森美術館

もともと旅行ついでに普段行けない美術館に行くことが好きなのですが、今回はちょうど東京旅行とモネ展が被っていました。
期間が被ったことを知った時点「絶対行くぞ」という気持ちで臨み、無事に予約も取れて、滞りなくモネの世界に浸ることができました。

今回は週末の朝一で入館。
当初、週末の午後で予約していたのですが、美術展が始まると想像以上の混雑具合。
他の予定ありきでスケジュールを組んでいたので、せめてバタバタ見なくていいように週末の朝一に変更したのですが、これが大正解でした。

朝イチで美術館に行くって初めての経験だったんですけど、美術館周辺を纏う空気がすごく好きで。
少し閑散とした空気と人がぽつぽつといる安心感。
上野駅で降りて美術館方面へと歩く人々を横目に「あなたもモネ展ですか?」みたいな、謎に同志感をもって、美術館に歩みを進めました。

人気な美術展になるとコアタイムの混雑は凄まじく、美術館の中だけでなく、その周辺も人が多いんです。
人が多いところが得意なタイプではないので、それだけで少し疲れてしまいます。
さらに作品を見るのも他の人に足並みを揃えようとして、どうしても集中できないんですよね。

だからこそ、朝一の程よい閑散とした空気感は自分にとってぴったりでした。

ただ、モネ展は事前情報の通り大人気で、朝から盛況。入り口付近は早めに行っても混雑していました。
ですが、見る場所とペースを意識して調整すれば、思った以上にじっくり見ることができました。
終わった後の満足感?充実感?はかなりあり、改めて私は何かに没頭するような時間が好きだと再確認できました。
あと、静かな場所で過ごす時間ってすごく大事だなと。
そろそろ直島あたりに行って、美術館巡りしたいものですね。
ベネッセアートミュージアムにあるオベジェに寝そべって、空間の隙間から空を見上げただけの時間が忘れられません。

それはさておき、モネ展を見ての感想はというと、まとめるには時間が足りないし、拙い言葉になりそうなので割愛させていただきます。
ただモネが見てきた世界をともに旅をするように観覧できて、楽しかったですね。
少し下調べして見に行ったものの、さらに知りたくなって、原田マハの『モネのあしあと』を購入しました。
読破したので、その上でもう一度見たいくらいあります。
ついでに完売していたRollbahnコラボのグッズ欲しかったな。
図録も荷物なるからと思ってやめたけども、やっぱり欲しい。
今更ながらすこしの後悔を感じています。

総じて、美術館や展覧会は楽しいし、好き。
そして朝一の美術館の空気感は、もっと自分の好きな空間や時間があることに気づけた次第です。
新たに気づきに感謝ですね。九州国立博物館で開催されている「古代メキシコ展」にも行かなきゃ。

それでは、最後にモネの絵画を添えて。

睡蓮
芍薬

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