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タイの少数民族に学ぶ「自由な生き方」【ムラブリ 文字も暦も持たない狩猟採集民から言語学者が教わったこと】

強制されずに生きていたい
そう思っています。らるです。

今日は、こちらの本の紹介です。

タイトルにもある通り
文字をもたない、暦も持たない
タイやラオスの山岳地帯にすむ
少数民族、それがムラブリ
です。

この本は、とある言語学者の方が
このムラブリを研究した成果を
記してくれている本になります。

ただ、この「研究」の感覚が少し独特で…

ぼくが「ムラブリ」として現代日本に生きることが、ぼくなりのムラブリ研究であり、また同時にその成果だと思っている

P251

自身こそが、研究の成果だ
というわけです。

普通、研究と言うと
~~を研究する といった言い方をするように
外に対象を見つけて、研究する という感覚に
なる
ものですが

こちらの方の場合は
ムラブリ語を研究し、
ムラブリの生き方を研究し、身につける中で
「ムラブリ」”として”生きることに
挑んでいる
わけです。

面白い姿勢だな、と思うと同時に
それを知るために、それになりきる
…というのは、もっとも合理的
な気もします。


縛られない関係

ムラブリの生き方の中で
個人的に良いなぁ、と思った部分を一つ紹介します。

ムラブリは結婚するのに儀式もなければ、婚姻届けもない。別れたいと思えば別れる。ただそれだけだ。

P200

いつでもどこでも、一対一の関係性のなかで生きている。期待はしても強制はしない。気に入らなければ、離れるだけだ。

P201

この部分を読んでいて
素直にうらやましい生き方だなぁ…と思いました。

結婚や雇用に代表されるように
契約などによって強制される関係というのが
私たちが生きていく中ではついて回ります。

それに守られることもある反面
時にはとてもわずらわしいものにもなります。


気に入らないものに近づいていると
気分が悪くなりますし
ときには無駄な争いが発生したりもします。

それは、全く望まないところです。


ですから、今回読んだムラブリの話から
一つ学びを取り入れて


『期待はしても強制はしない。気に入らなければ、離れるだけ』


この生き方を実践していこうと思います。

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